スタッフレポート

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2013/5/11(土) ファシリテーション特別講座「組織でよく使うその言葉、9割が曖昧です」を実施しました。

「あるべき論より体験」を大切にする講師の想いから生まれた講座、担当は冨岡武。

言葉に敏感な参加者の方々と一緒に「言葉の曖昧さを感じてみよう!」 「言葉 の定義のズレを知ろう!」「大切にしたい言葉を定義しよう!」という3つのワークを体験しました。

導入のワークでは、参加者が各々の受講の動機を語る中で使っ た「曖昧言葉」をキャッチ、「それはどういう意味?」と、互いに問い合います。 改めて問われると、簡潔な答えが出るもの、説明が冗長にな るものありで、ぐっと言葉に意識が向かいます。

続いて、「仕事」や「マネジメント」など、よく使う言葉の定 義を自分なりに考え、出し合うワーク。教科書的なものではない、 それぞれ固有の体験や価値観、願いを映した言葉が並ぶ結果に、一同感嘆。 言葉とは、その人の生き方・生き様を表すものでした。 ファシリテーションの現場でもよく使う「共有」にも違いがあったことは面白く、経 験、立場、環境によって定義が変わるものだと、深い気づきと大発見が連続した時間となりました。

最後は、講師が提示する3つのアプローチに沿い「大切にしたい言葉」の定義を創る時間。講座前に抱えていたモヤモ ヤ感と向き合い、辞書を片手に実体験を掘り起こしながら、自分の言葉を捻り紡いでいきました。

濃密な4時間の後の振り返りでは、「自分の中のモヤモヤがは れた」「仕事の関係者と大切な言葉を考えたい」「何かを伝える時の説明に役立てたい」 「濃い、穏やかな時間だった」など感想を頂きました。 持論を呈しつつも押しつけのない講師のファシリテーションと言葉を丁寧に聴き合う参加者の相互作用もあって、講座後の懇親会も、言葉の定義を巡る談義が続くほどの盛り上がりでした。ご参加の皆さん、大変お疲れ様、お楽しみ様でした!

第3回目の特別講座は、7/20(土)実施の「0(ゼロ)からはじめる板書」です。担当講師は大枝奈美。講座中から違いが表れる、お役立ち感たっぷりの講座となる予定。板書に苦手意識のある 方には特にお勧めです.

[伊藤]

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2013年5月19日(日)、『ピザを焼く~里山手づくりライフを訪ねる』が、八王子市上恩方のアトリエにて開催されました。講師は長野修平さん、ナビゲーターは、帖佐仁美です。

思い思いに具材をのせ、窯へピザを投入。焼きたてのピザをほおばりながら、長野修平さんを囲んで、自然素材のもの作りのこと、家づくりのこと、 田舎暮らしのことについてお話を聴きました。

田舎暮らしをする参考にしたい 身のまわりのものを手づくりするヒントにしたい 廃材を活かす復興支援の参考にしたい この場所が好きだから…… ピザを作るのを楽しみにしてきた 等、さまざまな動機の皆さんが集りましたが、 緑に囲まれて一日の時間はゆっくりと流れていきました。 長野修平さんが生みだしたものと、長野さん自身には、活きた知恵や経験がつまっているので、それぞれに何かを得て持ち帰っていただけたのではと思います。

毎年恒例の春のピザ作りですが、今年は、トッピングの具材に、ビーフジャーキーが登場。ピザ窯の火力からでる煙や熱を利用して、その場でスモークしていきました。 トマトソースや、味噌ソースに、好きな具材をのせ、窯へ入れると、すぐにプクーっと生地がふくらみ、熱々のピザが焼き上がりました。 それぞれのピザを皆でシェアしながら、おいしい時間を過ごしました。

長野修平さんは現在の場所にアトリエを構えて13年になるそうです。アトリエと周辺の自然を案内しながら、「近隣の自然とのつきあい方や、そこに住む近隣の方々との コミュニケーションには、まず教えてください、と聞くことが大事だと思う」とご自身の経験を話してくださいました。 現在、新たな拠点に半セルフで家づくりをはじめていますが、家づくりの参考にと、その契約書や建築のための図面、制作途中の窓枠なども見せていただきました。

お土産は、余熱で焼いたピタパン。 今のアトリエでワークショップを開催するのは今回がもしかしたら最後かも?! 何回も足を運んでいただいている方にとっては、愛着がある方もいらっしゃったようです。
また新たな拠点で長野さんの次の夢実現への過程を皆さんで共有、体験していきましょ う。

[帖佐]

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2013/4/6(土)「話すことは聴くこと 一枚の葉からはじめよう-2」を、東京都の御岳山で行ないました。講師は高橋由紀子さん、ナビゲーターは帖佐仁美。 代表の森雅浩が参加しました。

『一枚の葉からはじめよう』の2回めのフィールドは、早春の御岳山。春の嵐の前だからか、人影がなく静かで清々しい空気に包まれていました。 今回の内容は、『対の視点』と『見えないものも感じとろうとする在り方』の、ふたつの観点から『話すことと聴くこと』を捉えなおしてみよう、という提案です。そして本物の自然に触れることを通して、知性と感性の両方で捉えてみようという試みです。

『対』とは、相反する意味を持ちながら二つでひとつであり、お互いにひきあい相環しあい、力を満たしていく関係性で成り立っているもの。たとえば、陰陽、東西と南北、天と地……。

まずその場の自然になじむために、ひとり一人の好きな場所で自然に触れる時間を作りました。それぞれに感じたことを、スケッチや言葉で表現していただきました。 展望の開けたところからは向こう側の山並みが見渡せて、雄大な風景が広がっています。野鳥のさえずりと、風の吹き抜けていく音が聴こえてくる、そんな風景の中で『木になる』ワークを行いました。

今回は当初の進行予定を変更し、天候の変化にあわせて、午前中からお昼過ぎまでは自然の中で、午後の2時間は室内で行いました。ひとり一人が率直に自分の言葉で話をしてくださったことが良かったと思っています。学びは、その場にいる全員が『場』を作って生み出していくということを改めて感じました。参加してくださった皆さんありがとうございます。この続きをぜひ次回につなげたいと思います。またお会いできることを楽しみにしています。

[帖佐]

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2013年3月29日(金夜21:00)-3月31日(日) 2泊3日で、島旅 backpacking が東京都式根島で開催されました。講師は長谷部雅一が担当しました。

奥様からのプレゼントで、世界一周の旅をする前にいろいろ学びたい、とにかくリラックスしたい・・・など、様々な目的を持った参加者の方と共に、 客船で東京湾の夜景を抜けて出発した島旅。

翌朝式根島に上陸後、参加者全員でキャンプ場へ向かい、まずは寝床の設営。 ベースキャンプ地を決めた後は、それぞれが思うがままに旅路へ向かいました。 天然の温泉を満喫するひと、島をぐるり自転車で回るひと、ビール片手にのんびりするひとと、自由な旅を満喫した後は島のスーパーに全員集合。

今年はみんなで夕食をとることになりました。
刺身、あら汁、ごはん、長ネギのオリーブ炒め、しめにうどん、ワインに日本酒など、島の素材をふんだんに使った夕食とお酒に舌鼓をうち、 暮れる夜に浮かぶ星空をみんなで眺めました。

年代も職業も性別もバラバラな参加者の皆さんも僕も、いつしか1人の旅人であり、そして旅仲間になっていきました。

最終日は、ゆっくりと朝食を取り、島のメインストリートでお弁当を買いながらブラブラ散歩。 島でのキャンプ生活に後ろ髪を引かれつつも客船から次第に小さくなる式根島を眺めました。

毎回参加者の方と作られる場は違うため、まったく新しい旅の形を味わえるのがこのプログラムの面白さです。 来年も予定していますので、今年は残念ながら参加できなかった皆さんも是非一緒に旅をしましょう。

[長谷部]

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