プログラムレポート

おとなの自然塾「野生の木の実を求めて歩く〜一粒のタネに宿る生命力を食べる」が、神奈川県相模原市藤野町で行われました。講師は帖佐仁美です。

このプログラムは、自然に落ちている木の実を探しながら、里山をゆっくりと歩き、拾った木の実の野生の味を試してみようというもの。
当日は山の谷筋から水蒸気がたちのぼる雨上がりの朝でした。清々しい空気の中を野生の木の実を求めて歩きました。最初はなかなか木の実を見つけにくかったのですが、クルミやドングリの葉の特徴や、落ちている木の実の状態のポイントがわかってくると、自然にたくさんの落ち葉の中から、木の実が眼にとまるようになります。足もとの地面だけでなく、梢の先にも眼を向けて歩きました。

「あっ!みつけた」アチコチから声がしました。「こっちもあった!」

自然の拾いものは、ひとつ見つけると、どんどん見つけたくなって探していく、その繰り返しがまた面白くなります。探す眼になることで、木の実だけでなく、自然のいろいろな魅力や発見をしていきます。そんな見つける楽しみを体験すると、益々、見つけることが面白くなっていくのです。

ネズミやリスが食べたあとのクルミもたくさん拾っていました。よく見るとかじったり、引っ掻いた跡も。

ドングリは代表的ないくつかを、テイスティングしました。
「家の近所にもあるか、今度、歩いて探してみます」と、参加者の皆さん。

クルミは、ゆでたり煎ったりと、いくつかの方法を試したのですが、結局、とれたての新鮮のクルミが一番おいしい、という結論にいたりました。
一粒の木の実は、生命力が凝縮したもの。森の中でクルミやドングリや、動物たちの大切な食料源でもあります。

今回、奇跡的な瞬間がありました。それは、皆さんが木の実を探していたときのこと。クルミの木の梢から、一粒のクルミがポトンと落ちてきたのです。何年もこのプログラムを続けてきていますが、こんな瞬間にでくわすなんて。
一粒に宿る、自然の恵みに感謝する1日でした。
参加した皆さん、ありがとうございました。ぜひ、今度は自分の家の近くや、でかけていった先の森で、ドングリやクルミの木の実を探してみてください。

【帖佐仁美】

2018年10月13日(土)、東京 恵比寿のセミナールームにて「ファシリテーション講座 集中コース」が行なわれました。

一日たっぷり時間をかけ体験を通じてファシリテーションを集中的に学ぶこのコースは、遠隔地にお住まいで定期的な受講が難しい方や、平日夜に受講の時間がとれない方のご参加も多い講座です。今回は、ビジネス、教育、医療・福祉、ボランティアなどの分野でファシリテーションを活かしたいという10名の方々が参加くださいました。

参加された方からの感想をお送りします。
・ファシリテーターの心得、スタンスのようなものがとても大事だと感じた。
・講師の方が1つの講座(セミナー)を作るのにどれほどの苦労と、実際の現場で起こることをコントロールする工夫の大変さに驚いた。
・他者、自分自身と密なコミュニケーションがとれる有意義な時間だった。
・今まで曖昧だった部分がはっきりした感じがした。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

次回の「ファシリテーション講座 集中コース」は、2018年1月26日(土)の開催を予定しています。

[事務局 堀家]

【インナーダイブ:INNER DAIVE】が2018年9月29日(土)−30日(日)、群馬県玉原高原で開催されました。講師は志村季世恵さんと森雅浩です。

オープニングは今回の宿泊先、「ペンションもるげんろーて」のリビングで行いました。暖かみのある雰囲気の部屋と、窓の外に広がる緑、そして志村季世恵さんのゆったりと優しい声に包まれながら、1泊2日のインナーダイブがはじまりました。

ランチはじっくり“食”のありがたみを実感しながらいただき、そのあとはブナの森へ。
ペンションのすぐ近くにありながら、沢山のブナの巨樹に会えるのが、この玉原の魅力です。
森の入り口までの、すぐ近くの道にもブナの実がたくさん落ちています。その中に食べることができそうな実が入っていないか皆さん、夢中で探して、食べていました。

ブナの森の中では、ゆっくり歩いたり、樹木と呼吸を合わせたり、自然の中でゆっくり静かに過ごすことで、日常では気づかないような、いろいろな感覚に出会うことができます。
当日は雨だったのですが、雨の時にしか味わえない湿った空気感、濡れた土の感触や雨の音なども味わうことが出来た、ととってもポジティブな感想をいただきました。

夜はボリューム満点の美味しいお料理をいただき、そのあともこのインナーダイブに参加した3つのご縁をきっかけに対話を重ねていきます。皆さん同士の仲も少しずつ深まりつつ、夜を過ごしていきました。

2日目は再びブナの森へ。また、昨日とは違う早朝のひんやりとした空気感の中で木に寄り添って座ったり寝転んだりして、ゆっくり静かな時間を過ごします。
最後のまとめとして、それぞれがこの2日間で感じたり掴んだことを、季世恵さんのヒントをもとに絵にしていきます。
台風が近づく中、すこし終了時間を早めましたが、皆さん、インナーダイバーとして、深く自分に潜って浮上する時間を過ごしていただけたと思います。

私も事務局メンバーでしたが、ワークショプにも参加させてもらい
自分の大切に思っている物・コト・人についてじっくり考えることが出来ました。私はそこにまさにインナーダイブしたことで今ここにある自分の環境の大切さに気づくことができました。また、自然の中の匂いや音は私の身体と心を癒やし、冷静な落ち着いた気持ちにし、改めて自然の偉大さも感じるワークとなりました。

参加していただいた皆さん、ありがとうございました。

 

【堀家】