コラム

啓蟄から春分へ

2021.03.03
おっと、気がつけばもう3月!
今年の啓蟄(けいちつ)は3/5(金)春分は3/20(土)です。

啓蟄とは土の中の虫がもぞもぞと穴から出てくる意味で、春の訪れを表します。
春分はご存じのように、昼と夜の長さが同じになる日ですね。

世の中がどんなに非常事態でも、確実に地球は自転しながら太陽の回りを公転して、
季節が巡り1年がたつ。これこそが本当に不思議なことです。

子どもの頃、なんで宇宙が存在して、なんで自分がいるのかに疑問を持ち、
「もし宇宙がなかったら、どうなんだろう?」「宇宙ができる前ってどんなだったろう?」と考え始めたら、
すごく怖くなったことを覚えています。

大人になって、考えても仕方のないことを考えるのはやめましたが、
不思議であることにかわりはありません。

でも、普段は忘れていますが、元々そんな「極めて不思議な世界」に生きていると思うと、
色々な事件やトラブルが、さほど大したことではないような気になります。

忙しい日常のなかで正気に保つためには、
自分が「極めて不思議な世界」に住んでいることを、
時々思い出すのはいいかも知れません。

【森 雅浩】