スタッフレポート

【ゲストハウス・プロジェクトvol.2】

2020.04.09

『泊まれるアウトドア事務所ってあり?』

一度、泊まらずに訪れたことのあった真鶴出版という名前のゲストハウス。30代のお若いご夫婦で出版社と兼業で運営しているらしい。その時に笑顔が素敵なご夫婦と木の感じの内装に惹かれた。そして、『泊まれる出版社』って?と思い、後日、泊まってみることに。主に旦那さまが出版のお仕事を奥様がゲストハウスのお仕事をしているそう。どちらともがそれぞれにやりたいことだから、しているとのこと。オフィス兼ゲストハウスって、結構いいかも。ビーネイチャーでやるなら『泊まれるアウトドア事務所』…?なんか面白いかも…。

ウェルカムお菓子の真鶴名物?あじサブレ!そして、わざわざお皿に入れてくれるというちょっと嬉しいおもてなし。あじの味を探したけど、私にはみつけることが出来なかった・・・
オフィスは共有スペースの一角にあった。なんの隔たりもなくご夫婦が常にいるので話しかけやすいし、ひとりで本を読みたいときはそっとしていてくれる。ぬくもりのある木の感じや照明具合、ドライフラワーなど私の好みな感じで、その場に居るだけで心地よかった。
チェックイン後は奥様の案内で街歩きツアーへ。その日に宿泊していた方も一緒に参加。街中の井戸や、調味料や野菜も販売している精肉屋さん等々。面白いところがいっぱい!精肉屋さんで、形が悪いからと国産のレモンを激安にしてくれて3つも購入。
街歩きは港で解散。のはずが、そのまま酒屋さんの角打ちに連れていってくれることに。そこには、1人では絶対入れないようなローカル感が!少しだけ真鶴という街に馴染めた気がして嬉しかった。そして帰りは急遽、旦那さまの車に乗って帰ることに。 

部屋は個室のみの2部屋。いろんなジャンルの本や雑誌があって部屋の中だけでも充分に過ごせそう。その夜は共有スペースで奥様とずっとおしゃべり。ここは、20代~30代の転機の人がよく泊まりに来て、その悩みを聞くのも好きなのだとか。

朝食は近所のパン屋さんのパンと手づくりスープ、ドリップ珈琲。手書のメモが人の温かさを感じさてくれて嬉しかった。朝もゆったりとした時間が流れている。また、あのご夫婦にも会いたいし、真鶴にも訪れたい。と思いながら干物とイカ爆弾を買って電車で帰った。