O2017005

木の実を探して野山を歩き、試食して、その野生的な味わいを堪能します。クルミやドングリを巡る森の生命のつながりや不思議に出会う一日です。

広葉樹が広がる森の中や、野原、里の農道をゆっくり歩き、木の実や草の実を探します。クルミやドングリを目当てに、拾った木の実を火にかけて、どのような味がするのか、野生の味を試してみます。
その中でもクルミはビタミンやミネラルなど栄養バランスがよいスーパーフードとして、現代の栄養学でも認められているもの。そして野山に生えている野生のクルミは、大地や太陽の自然の力を蓄えた、さらに特別な一粒です。市販のクルミとはひと味違う、野山で拾った木の実だからこその贅沢な味わいを感じてもらいたいと思います。クルミ以外にも様々なドングリの形比べ、味比べをして、数あるドングリの中から「食べておいしいドングリ」を覚えましょう。

縄文時代から木の実は私達人類の大切な食料でした。秋になって、森の中で食べられる木の実を探すことは、狩猟採集民にとっては重要な営みだったことでしょう。同時に、木の実は森に生きる野生動物にとっても生きるために必要な食料源です。もちろん樹木にとっては、自分のいのちを次の世代を残すためのタネでもあります。森と、人と、野生動物。大地に落ちている一粒の木の実から、そんないのちの循環を見つけていきたいと思います。

木の実から広がる自然の世界に皆さんを案内するのは、グリーンフィンガー(植物と交感する指を持つ人)の帖佐仁美。長年にわたり自ら木の実を拾い、そこから芽吹く樹木を育てているからこそわかる「木の実とのつきあい方」をお伝えします。森を歩く途中では、見晴らしのいい場所でアウトドア木の実ランチ・ピクニック。歩いたあとの、拾った木の実を活かしてみんなで作るスイーツとティーブレイクタイムもお楽しみに。

●参加費に含まれるもの
食費(昼)、器材費、講師料、保険代を含みます。
現地までの交通費は含まれません。

※申込み締切:2017年10月13日(金)15時

 

講師紹介 帖佐仁美

photo-chosa2015実生のものを含め200近くの植物を育てている植物案内人。自然のメッセージを親しみやすく人に伝える自然体感ガイド。
植物に親しんで育てるための教室や、感性を開いて自然を感じるワークショップを開催している。グラフィックデザインや植物の本の編集を経て、平成10年から自然学校『Be-Nature School』にて『おとなの自然塾』の企画、運営、講師として関わっている。
平成24年より少人数を対象にした自然とつながる自然学校の運営と、植物を育て自然素材を手作りする『Greenfingers』を主宰。自然派カフェ 『森の学校』にて、手作りの植木鉢で育てた植物を販売している。平成26年から都内公立の公園にて植物の管理に従事している。

■帖佐仁美からのメッセージ

初めて森の中でクルミを拾ったときの嬉しさや、クルミの殻を割って粒を食べたときの野趣あふれる味わい深さ。そしてクルミの木に実がなっているのを発見したときの驚き。そんな魅力を、皆さんにも体験してもらいたくて、木の実のプログラムを毎年実施しています。木の実好きが講じて、好んで食べるのみならず、森や公園から拾ってきては育ててもいます。

一粒の木の実は小さいのですが、そこからつながる出来事には、リアルに心動かされるものがあります。
昨年のプログラムでは、木の実だけでなく草の実の恵みに出会えて、おいしくいただきました。
自然の巡りの中で出会いは、一期一会ですから、今回はどんな発見や出会いが待っているのでしょう? 
木の実からつながる自然の魅力ある世界を一緒に探検してみませんか。
野生の木の実に宿るいのちのエネルギーに出会ってもらえたら、と思っています。

 

●集合

10/15(日)10:00 藤野駅集合

●解散

10/15(日)16:30 現地解散

●交通案内

<往路>
新宿8:54発(JR中央特快 高尾行き)→高尾のりかえ→(中央本線)→藤野駅10:00着
<復路>
藤野駅16:56発(JR中央本線)→高尾のりかえ→(中央特快 東京行き)→新宿駅18:15着

■進行スケジュール(予定)

◆10/15(日)
10:00 藤野駅集合
スタッフカーで移動
10:30 フィールドにてオープニング、秋の野の空気になじむ時間
    自己紹介、木の実・タネのレクチャー など
11:15 木の実を探してフィールド散策(歩くのは約2時間)
12:30 見晴らしのよい場所で木の実のアウトドアランチ

14:00 どんぐりやクルミのテイスティング 味くらべ
15:00 木の実のスイーツづくりと野のティーブレイクタイム 
16:00 ふりかえり クロージング 
16:30 現地解散
    
※藤野駅までスタッフカーでお送りします
17:00 藤野駅着

●主な服装・持ちもの

長袖、長ズボン、トレッキングシューズまたは運動靴、帽子、デイバック、水筒、保険証、行動食(おやつなど)

F2017022

講座の講師陣が勢揃いし、それぞれがファシリテーションに関わる最新の知見やトピックスを提供。その新しい学びを仲間同士で深め持ち帰ります。
Be-Nature Schoolでファシリテーション講座がはじまって今年で15年。ファシリテーションという言葉は社会でずいぶんと認知されるようになったと思いますが、まだまだそのスキルと考え方が届いていない場や、必要な場面は沢山あると思います。
そこで、Be-Nature Schoolでファシリテーションを学んだ皆さんと一緒に、「今」につながる新しい学びを共有し、共に語り合い考えて改めてファシリテーションから広がる様々な可能性を探る時間を持ちたいと思います。
まずは、講師陣が現場で実践し深めているリアルなテーマを持ち寄って、皆さんにプレゼンテーションをします。その後はそれぞれのテーマごとに分科会で講師を交えて探求し、再び全体での対話を通じて皆さんの現場につなげていただければと思います。

【こんな方におすすめ】

・自分のファシリテーションに新しいエッセンスを加えたい方
・今一度ファシリテーションのスキルやマインドを見直したい方
・しばらくファシリテーションから遠ざかっていて感覚を取り
 戻したい方
・昔の仲間に会いたい方
・あのときの講師に会いたい方
・ファシリテーションについて、ちょっと興味を持っている
 あなた
  ・・・などなど

大勢のご参加をお待ちしています!
 

●進行イメージ

◆STEP-1・つながり直しの時間
 多様なジャンルの方は参加するのがBe-Nature Schoolの
 ファシリテーション講座の特長です。同期以外のメンバー
 でも同じ講座を受講した者同士でつながりをつくり新たな
 仲間を増やしてください。

◆STEP-2 新しい学びの時間
 講師陣が「今」一番気にしているテーマについてミニプレゼン
 テーションを行います。
・中野民夫:今、改めて、輪になって座ろう
・森 雅浩:ファシリテーションの教え方
・大枝奈美:安心感の醸し出し方
・鈴木まり子:災害復興とファシリテーション
・冨岡武:ウエブという場でのファシリテーション
・徳田太郎:政策形成とファシリテーション
・浦山絵里:専門職とファシリテーション

◆STEP-3 新しい学びを咀嚼する時間
 同じ関心を持ったメンバーと講師が、少人数で各テーマについて咀嚼し深める時間です。

◆STEP-4 「えんたくん」セッション
 段ボール製の対話ツール「えんたくん」を活用して、会場全体で対話を進めます。

◆STEP-5 現場につなげる時間
 各自の今後にこの日の学びをどうつなげるかを確認します。

●懇親会
 同会場で会費制の懇親会(ドリンク、おつまみ付き・17:30〜19:00)を実施します。
 こちらにもふるってご参加ください。
 ※懇親会の参加希望がありましたら、お申込み時にお書き添えください

※受け付け締め切り:9月15日(金)15時

F2017009

「聞いて書く」のが板書の第一歩とよく言われますが、この講座では、さらにその前の「書くこと」の練習からはじめて「板書の基礎力」をつくります。
話し合いの場に板書があるといいとは思いつつ、気後れしてなかなか手が出なかったり、書き始めてもキレイに書こうと思って話についていけなくなったりすることはありますよね。
ビーネイチャーのファシリテーション講座でも、板書について取り上げる回がありますが、なかなか全員にマーカーを持って書いてもらう機会を作ることができません。
そこでこの講座で「第一歩」のまえの「ゼロから」はじめて、しっかりと板書をマスターすることを目的に企画しました。

板書とは話し合いの質を高め、その結果を確かにする最強のツールです。ファシリテーショングラフィックみたいにカッコよくまとめようとしなくていいんです。
まずは抵抗なくマーカーを持って書くことができるための練習をし、書いたものがどう見えるのかをフィードバックします。さらに実際の板書も体験。受講前・受講後の変化が自分の目でも見てわかるようになる、そんな講座です。

昨年は日程の都合で参加できなかった方、いままでの参加者から話を聞いて興味を持った方、夏のファシリテーション必修科目です!


※「リピーター」とは:過去Be-Nature Schoolのファシリテーション講座(入門セミナーを除く)に参加した方を指します。

◆昨年の講座開催レポートはこちら
 → https://be-nature.jp/archives/4556

 

 

講師紹介 大枝奈美

ohedaアトリエウェイブ代表
1965年栃木県生まれ。図書館情報大学(現:筑波大学情報学群)卒。
図書館司書・博物館学芸員。13年間のシステムエンジニアを経てファシリテーターを天職とする。

地域活動や町づくりの分野を中心に、子どもからシニアまで幅広い年代を対象にワークショップや講座等を数多く手がけている。行政の総合計画策定委員や行財政会各委員、商業ビジョン策定委員等を歴任。

プライベートでは公立小学校PTA副会長も務めた。NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ理事。

講師からのメッセージ

話し合いをもっと良い時間にするために、そこで話されたことがあとで見返せたらいいな、と思っても、皆の前に立って書くのは躊躇しますよね、、、。
基本を押さえれば誰でも話し合いを書くことはできるようになります。綺麗にまとめることを目指すのではなく、話し合いを助けることができるような板書を身につけましょう。

誠に勝手ながら、2017/8/10(木)-2015/8/16(水)の間、事務局は夏期休業と
させていただきます。
この間に事務局宛にいただいたお電話やメール・FAX等については、8/17(木)
以降順次お返事いたします。
なお、現在申込受付中のプログラムについてはウェブページよりお申込みください。

Be-Nature School 事務局

O2017004

本来自分自身が持っている「野生の力」に東洋的身体技法でアプローチし、身体の奥から溢れ出る「生きている実感」をじっくり味わう2日間です。

今回注目したいのは歩くという人間の基本的動作です。サルが木から下りて、二足歩行を始めたときから人類ははじまりました。
高度に文明が発達し、様々な機器に囲まれて暮らす私達ですが、人類の身体的な機能や構造は何万年前かの原始時代からまったく進化しておらず、そのままだといいます。
つまり二足歩行は太古の昔から引き継いできた、もっとも根源的な人間としての野生だといえるでしょう。

普段は何気なく歩いている私達ですが、東洋的身体技法で見ると、歩くという行為もまた違って見えてきます。
たとえば、江戸時代以前の日本人は、今のような歩き方はしていませんでした。西洋式軍隊が幕末に入ってきたとき、多くの武士は西洋式歩兵の歩き方ができなかったそうです。逆にその当時日本人が使っていた、すり足やナンバ歩きという歩き方は、現代人にはとても新鮮で、おもしろい身体感覚を味あわせてくれます。この講座では、こうした日本古来の歩き方をきっかけに、普段とは違う身体感覚を呼び起こし、身体の野生に迫っていきます。

まず初日は、タタミの稽古場で丁寧に身体をほぐしながら、日常の慌ただしいモードを外していきましょう。そして「歩く」につながる様々な身体の使い方を実習していくなかで、エネルギーの流れとしての身体感覚をつかんでいきます。
2日目の午前には、野外に出て周辺の自然を散策したいと思います。会場のある別所温泉は、鎌倉仏教を興した僧侶達の修行の場であり、夫神岳のふもとに連なる名刹が示すように日本有数の聖地でもあります。同時に温泉のわきだす自然のエネルギーの強い場所です。こうした特別な環境を感じながら、筋肉や力にたよるのでなく、エネルギーの風にのるようにして歩く状態を目指したいと思います。
東洋的なアプローチで身体を整え、野生につなげていくのは身体感覚教育研究者の松田恵美子。身体を通じて確認した野生のエッセンスを、日常につなげるサポートをするのは、ファシリテーターの森雅浩。
この2人とともに、楽しくも味わい深い二日間を過ごしてください。

●参加費に含まれるもの

1泊2日の宿泊費と食費(昼・夜・朝・昼)、ワーク会場費、講師料、保険代を含みます。
現地までの交通費は含まれません。
食事はスタッフが野趣あふれる料理をご用意致します。配膳片付けなどのお手伝いをお願いする場合がありますので、あらかじめご了解ください。

●宿泊について

「学び舎くらしの四季」は一軒家の一階を稽古場、二階を宿泊スペースとして使用しているプライベート合宿所です。宿泊は男女別相部屋となります。ホテル・旅館の様な施設ではありませんので、あらかじめご了承ください。
※夫婦、カップルでの個室対応などはできません。

 

 

 

 

 

 

●温泉について

宿にも風呂はありますが、徒歩圏内に別所温泉の外湯がありますので、温泉を利用する予定です。(入湯料1カ所¥150が必要です)

 

松田恵美子 プロフィール

matsuda日々の動作や日本文化における型などを感覚からひもとき、日常生活に活かせる知恵や技として活用することで、自分の身体を自分で育む姿勢を指導。学校教育における教材化の研究協力や企業研修、助産師研修、僧侶とのコラボ講座などに携わる。
著書『身体感覚を磨く12カ月』(ちくま書房)
共著『自分という自然に出会う』(講談社)、『おとなの自然塾』(岩波アクティブ新書)

松田恵美子氏からのメッセージ

日本人は、身体の野生を利用するだけでなく、そのチカラを昇華する文化にまで高めることに精通してきました。
能や狂言に残る、摺り足もその一つ。
身体を下に沈めるほど、上半身の気張りは抜け、一つにまとまった身体には強いパワーが宿ります。

かつて、この別所温泉は、世俗とは「別の所」として扱われてきた地。
ランドスケープで辿れば、その面影は今なお色濃く残ります。
そんな、いにしえを想いつつ、
自分の足裏を、しっかりと、この地に着ける。
折しも、赤トンボが飛び交い、コスモスの花が揺れる秋の頃です。
地元の湯に浸かり、土地の味に出会えば、夏のお疲れとも、もうオサラバ。
大地にしっかり着地できた時、秋の澄んだ青空に向かって、スウッーと自分の軸は立ちます。
身体の野生を活かすには、うってつけの山の懐でもあるのです。

 

森 雅浩からのメッセージ

「野生の身体」ではなくて「身体の野生」がテーマです。だからターザンみたいなムキムキのカラダを目指すのではありません。筋トレもありませんからご安心ください(笑)。
松田恵美子さんの東洋的身体技法は筋トレとは真逆のアプローチなのですが、不思議とカラダの底からエネルギーが充ち満ちてきて、一つの生命体として「生きている実感」を味わうことができます。
どうも、険しい山をスイスイと歩く修験道の身体の使い方は、この東洋的身体技法に秘密があるようです。
修行の聖地でもある別所温泉で、身体感覚を活性化してムキムキとは違う「身体の野生」を味わってみたいと思います。

 

 

 


●集合 9/23(土)10:35 別所温泉駅集合
●解散 9/24(日)15:00 現地解散
※別所温泉駅から会場まではスタッフカーで送迎いたします(約10分)

●交通案内

往路
07:52 東京駅発(北陸新幹線・はくたか553) → 9:17上田駅着
10:05 上田駅発(上田電鉄) → 10:32別所温泉駅
復路
15:43 別所温泉駅発 → 16:14・上田駅・16:27(はくたか568) → 東京駅着 17:52
又は
16:43 別所温泉駅発 → 17:13・上田駅・17:21(あさま626) → 東京駅着 18:52

 

■進行スケジュール(予定)

◆9/23(土)
10:35 別所温泉駅着
11:00 会場 着
必要に応じて着替え
オープニング/オリエンテーション/ウォーミングアップ
土地の空気を吸う時間
12:00 昼食
13:00 セッション1(3.5時間)
16:30 終了〜温泉タイム
18:30 夕食
19:30 夜のセッション
20:30 終了〜自由時間

■ 9/24(日)
06:00 セッション2(2時間)
08:00 朝食
09:00 セッション3(2.5時間)
12:00 昼食
13:00 セッション4(1.5時間)
14:30 クロージング
15:00 終了
15:43 別所温泉駅発 → 16:14・上田駅・16:27(はくたか568) → 東京駅着 17:52
又は
16:43 別所温泉駅発 → 17:13・上田駅・17:21(あさま626) → 東京駅着 18:52