2020年12月9日(水)に、Be-Nature School TALK LIVE vol.2 「ファシリテーターは〈何を〉ファシリテートするのか? ~社会とのつながりを考える~」を開催しました!!

著書『ソーシャル・ファシリテーション』の内容を踏まえ、これまで徳田さんが向き合ってきた数々の出来事や考えてきた事柄から、「ファシリテーターは〈何を〉ファシリテートするのか?」という問いへの想いを、森さんのつっこみ、参加者の方の質問を受けながら、いろんな角度でお聴かせいただきました。

非常に深く、もっと問いを続けていきたい、そんな時間になりました。

イベントや講座のあとは、毎回アンケートを取らせていただいていますが、今回は、「難しかった」、という意見が多くありました。いったい、その「難しさ」とは、どこにあったのでしょうか。

「社会」という、だれもが関わる、でもそれぞれに捉え方の違うものをあつかい、「ファシリテーション」という、深く広い可能性を持ったものを掛け合わせる。まさに、その場にいる人の分だけの、さまざまな考え方。

また続編をやりたいし、本の出版記念イベントも計画中!そのときにはみなさま、いっしょに続きを考えましょう~!

事務局 後藤

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Be-Nature School ファシリテーション講座
– TALK LIVE オンライン vol.2 –

ファシリテーターは〈何を〉ファシリテートするのか?
〜 社会とのつながりを考える 〜

 最近、ソーシャルという言葉を良く聞きます。日本語にすれば「社会」なわけですが、どうもニュアンスが違いますよね。なんというか、ちょっとオシャレ。かつ意識の高い20代30代が好んで使うイメージでしょうか。かつての「社会運動」という言葉が持つ重い感じはしません。

 今回のゲストは徳田太郎さん。徳田さんはBe-Nature Schoolファシリテーション講座の講師でもあり、民主主義を研究しつつ社会活動にも携わる側面ももっています。そんな徳田さんが、近々『ソーシャル・ファシリテーション』を上梓予定とのこと。この機会に「ソーシャル」と「ファシリテーション」について共に考えてみたいと思います。

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●ゲストからのメッセージ

 ファシリテーションとは「○○が××することを容易にする」ことであると言われますが、○○や××のところには、具体的に何が入るのでしょう?
 「会議の参加者」が「結論を出す」ことを容易にする――くらいであればイメージしやすいのですが、たとえば、何らかの社会的なムーブメントをファシリテートすることは可能なのでしょうか? また、そのような場合(つまり、○○が想像もつかないくらい多くの人だったり、××が途方もなく難しそうなことだったりした場合)、ファシリテーターの具体的な振る舞いは、どのようなものになるのでしょうか? そして、それは本当に「ファシリテーション」なのでしょうか? リード(導くこと)とは、どう違うのでしょうか?
 私自身の、9万人による「民主主義のバージョンアップ」へのムーブメントをファシリテート(?)した経験と、近々刊行予定の著書の内容をもとに、みなさんと考えてみたいと思います。

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●講師プロフィール

徳田太郎
Be-Nature Schoolファシリテーション講座 講師

1972年、茨城県生まれ。法政大学大学院公共政策研究科修士課程修了、修士(公共政策学)。2003年にファシリテーターとして独立、参加と熟議をテーマに活動を続ける。NPO法人日本ファシリテーション協会では事務局長、会長、災害復興支援室長を経て現在フェロー。2019年、いばらき原発県民投票の会の発足とともに共同代表に就任。「県民投票カフェ」を全県で展開し、2020年に県民投票実現のための条例制定を茨城県に直接請求した。主な著書に『ソーシャル・ファシリテーション:「ともに社会をつくる関係」を育む技法』(鈴木まり子との共著、北樹出版、近刊)。

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●日 程:2020年12月9日(水)
●会 場:オンライン※ZOOMを使用します
●時 間:19:30〜20:45
●講 師:徳田太郎・森 雅浩
●定 員: 47名
●参加費:¥750

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●進行(予定)
・オリエンテーション
・徳田太郎ミニプレゼンテーション
・ファシリテーターは何をファシリテートするのか
・質問セッション
・クロージング

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●ファシリテーションとは(Be-Nature Schoolホームページより)

“ファシリテーション” とは「促進する「助長する」「(事を)容易にする」 「楽にする」という意味の英語「ファシリテート」(facilitate)の名詞形です。人が集って何かをしようとする時、どうしたらお互いに活かし合い、創造的な成果に結びつけることができるだろう。そんな問いに答えるのが「ファシリテーション」という技法です。