【志村季世恵のDAIVE INTO FOREST】が2019年6月1日(土)〜2日(日)群馬県玉原高原で行なわれました。

今回のプログラムでとにかく印象に残ったのは、ハルゼミの大合唱。森に近づくと、音のシャワーが全身に降り注ぎ、春の森のエネルギーがビンビン伝わってきます。

そして、志村季世恵さんの皆を森に導くリードの素晴らしさ。グループ全体をファシリテートしながら、ひとり一人の様子にしっかりと気配りをして、絶妙のタイミングで声をかけたり、アクティビティーを繰り出したりと、さすがだなー、と改めて思いました。

タイトルの「DAIVE INTO FOREST」の名のとおり、美しいブナの森に、本当にしっかりと潜った二日間でした。

【森 雅浩】

初日ランチはお握りのお弁当。ペンションの庭には太陽の光も注ぎ、なんだかそれだけでしあわせ気分。

 

森の中にはいろいろなものが沢山。ちょっと注意深く森の中を見てもらうためのヒントを提供しました。みなもの凄くゆっくりと歩いて、上を見たり下を見たりして様々な発見をしてくれました。

 

よく見るといたるところにハルゼミの抜け殻が。おっとここには抜け出た蝉がそのままとまっています。もの凄い数のハルゼミが森にはいるんですね。

 

森の中のソロタイムでは好きな場所で森にたたずみます。木の間に身体をあずけて昼寝を決め込む人も。すごい。

 

ブナ原生林の中に点在するトチノキの巨木も存在感を発揮しています。

 

ペンションの裏庭で枝を拾って焚き火を熾しお茶をのむ。これも贅沢な森との付き合いかたです。

 

なにやら、木と交信しているような季世恵さん。なに話してるんでしょうかね?

 

まだ、淡い色の新緑が、私たちを優しく迎え入れてくれました。ありがとう!玉原の森よ!

 
 
 

【道志村キャンプNatural High!】が2019年5月25日-26日山梨県の道志村キャンプ場で開催されました。
Be-Nature Schoolからは講師の帖佐仁美さんのワークショップ「コケ玉づくりと多肉植物の鉢作り」と堀家綾乃の「こどものネイチャーフォトフレームづくり」を出店いたしました。
http://naturalhigh.jp/2019/workshop

お天気にも恵まれ、新緑がとてもきれいな中でのフェスはとても気持ちが良かったです。


 
◎「コケ玉づくりと多肉植物の鉢作り」

帖佐さんが植物の魅力や育て方を一人一人、丁寧に伝えていきます。

 

多肉植物の鉢植えは細かな作業となるため、だんだん子どもたちも真剣な表情になってきます!

 

1人では難しいコケ玉づくりの部分は帖佐さんがお手伝い♪

 

 

◎「こどものネイチャーフォトフレームづくり」

まずは素材探しのお散歩へ!よく見るとハートの形のかわいい葉っぱや木の実がたくさん!袋の中はいっぱいになってました!

 

お散歩で拾った自然の素材を使ってフォトフレームを作っていきます♪

 

とても素敵なフォトフレームができました♪

今回は、子どもから大人まで色んな方が参加してくださいました。

ご参加していただいた皆さま、ありがとうございました!

【堀家】

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屋久島の深く濃い自然の中でしばし立ち止まり、今ここへの気づきを育み、ありのままの自分と世界を味わう。そんなマインドフルで特別な4日間です。

マインドフルネスとは「今ここに深く気づいている」ということ。
最近の世界的な流行の源流の一人である仏教者のティク・ナット・ハンは、著書の中でこう語っています。
「マインドフルとは、ばらばらになった心をたちまちのうちに呼び戻し、再びまとめ上げる奇跡です。そうしてこそ、人生の一瞬一瞬を十分に生きることができるようになるのです。」
「マインドフルに生きるためには、呼吸の仕方を知らなければなりません。呼吸はまた、いのちと意識、身体と心をつなぐ架け橋でもあります。」

このティク・ナット・ハンを1995年に日本に招聘したプロジェクトの中心として、直接呼吸法や歩く瞑想を学んだ中野民夫さんが今回の講師です。中野さんが屋久島の森の中に建てたリトリートセンター(道場)の「本然庵」を拠点に、ヨーガや呼吸法・瞑想で身心を調え、奥深い森を歩き、樹々と交感し、滝や川や海に遊びます。

美しく表情を変える自然、自分自身との対話、共に参加したメンバーとの交流や創発。夏の屋久島を舞台に、一瞬一瞬を十分に「生きている実感」をつかんでください。

※参加費には講師料、スタッフ費、宿泊費、島内移動のレンタカー費用、保険代などが含まれます。現地までの交通費は含みません。また食費は実費を別途徴収します。
※プログラム運営はBe-Nature School代表の森 雅浩が担当します。

 

メイン会場の「本然庵」とその先に堂々とした姿を見せる「モッチョム岳」
この聖なる山の麓で4日間を過ごす。

 

毎朝のヨガや瞑想でマインドフルネスな状態に自分を整えていく。
本然庵の庭にあるウッドデッキにて。

 

悠久の森が生んだ、不思議な空間に注ぎ込む太陽のまばゆい光。
何か天啓を受けたような気分になれる。

 

雄大なスケールを見せる大川の滝。その大迫力には誰もが圧倒される。

 

滝が川になり、静かに海に戻っていく浜辺で、集合写真。
大いなる水の循環を実感できる。

 

マインドフルネス(mindfulness)とは

元々仏教用語で、パーリ語のsati。「気づき」と訳されることが多い。漢字では「念」となります。この漢字を上下に分けると「今」の「心」。今、今、今に心を置くpresent mindです。今ここで起こっていることに、ただはっきりと気づいている、一切のジャッジメント(判断・評価)抜きに、身体、感覚、感情、思考で起こっているありのままを知る、それはすなわち、過去の記憶や未来への不安、怒りや後悔など感情に溺れずに、今ここを生きる平和の道でもあります。
ヴェトナムの仏教者ティク・ナット・ハンらを通して欧米に広がり、Googleのリーダーシップ研修にも取り入れられ、ストレス軽減効果でビジネス界の話題になっています。また、医療の世界でも、疼痛緩和、うつの再発予防他の効果が認知され、さまざまな展開を見せています。講師の中野民夫は、ティク・ナット・ハンの1995年来日を準備したマインドフルプロジェクトの事務局長を務め、以後、会社員や大学教員の日常のなかで実践を重ねています。

リトリート(retreat)とは

元々は引退、隠れ家、避難所などを意味する英語。日常生活から離れ、豊かな自然環境の中で自分自身を丁寧に見つめ直す、ゆったりとした時間を大切にする保養合宿を意味しています。

 

中野民夫からのメッセージ


屋久島の森の中で、自分のからだや心、様々な生き方をしている他者、そして多様な自然と丁寧に向き合うひと時を持ちます。朝はヨーガや瞑想で身心を調え、昼はゆっくり森を歩いたり川や海で遊び、夕方は温泉や料理を楽しみ、夜は歌ったり焚き火や星を眺める。深い自然の中での瞑想は格別です。忙しい日常から離れ、自分自身の素に立ち還る時間を共に楽しみましょう。

 

 

 

森 雅浩からのメッセージ

つねに先のことを心配し、やることに追われる現在人にとって、マインドフルネスはとても大切で必要だと実感しています。ですが、同時に日常におけるその実践はとても難しいですよね。でも、屋久島はやはり特別な場所です。その森の中にある「本然庵」で過ごす日々は文句なく素晴らしく、マインドフルネスを実感する最高の準備がそこにはあります。

 

 

 

●集合

2019年8月25日(日)
12:00屋久島空港 又は 12:30宮之浦港
※屋久島空港、宮之浦港にてスタッフカーでピックアップいたします。

●解散

2019年8月28日(水)
16:00 本然庵にて終了
※ 屋久島18:00発・鹿児島18:35着のJAC3758便に間に合うように、スタッフが空港までクルマでお送りします。

●屋久島への入り方(参考)

飛行機の場合
鹿児島空港11:20発〜屋久島空港12:00着(JAC3745便)
ジェット船
鹿児島港09:10発〜屋久島・宮之浦港11:45着(トッピー・ロケット)
※鹿児島空港から鹿児島港までの移動は1時間以上必要です
フェリー
鹿児島港08:30発〜屋久島・宮之浦港12:30着(フェリー屋久島2)
※鹿児島での前泊が必要

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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常に新しいことに挑戦して「環境教育」や「学び」の世界を牽引する川嶋さん。その「今」の全体像はいったい、どうなっているのか?を伺います。

Be-Nature School代表の森雅浩が、いま気になるテーマについて飲みながら・つまみながら話を展開するTalking BARの第11弾。今回のゲストは川嶋直さんです。

川嶋さんはキープ協会環境教育事業部で、感性を中心とした自然体験プログラム次々と生み出し、参加者主体の場を作ってきた第一人者。最近ではKP法を編み出したり、動画を駆使したりと、どんどん新しいことに取り組み、その勢いは衰えることを知りません。いったい何がそのエネルギーとアイデアを生み出しているのか、いま力を注いで取り組んでいることは何か、これからどこに向かおうとしているのか、そんなことを伺ってみたいと思います。

※参加費には1ドリンクが含まれます。
会場ではおつまみ・軽食・追加ドリンクの販売を致します。
※ウエブからお申込ください。参加費は直接会場でお支払いください。

 

♦森 雅浩からのメッセージ

「今中の今」とは、現在だけでなく、過去や未来も内包した「この瞬間=今」の事で、仏教者で修験者の田中利典さんの言葉だそうです。私は、6月に実施した「DIVE INTO FOREST」でご一緒した志村季世恵さんから教わりました。人生の先輩でもある川嶋さんの蓄積された「今」を教えてもらい、自分も少しはあやかりたなと思っています。
 
 
 
 
 
 
 

<ゲストプロフィール>

♦川嶋直

公益社団法人日本環境教育フォーラム理事長
公益財団法人キープ協会環境教育事業部シニアアドバイザー

1953年東京都調布生まれ。
1980年にキープ協会に入り、まもなく「自然体験型環境教育事業」を組織内で起業。25年余りで50倍以上の予算規模に育て日本の環境教育事業化モデルのさきがけとなる。

2005年の愛・地球博では「森の自然学校・里の自然学校」の統括プロデューサーとして100人のスタッフとともに55万人の参加者を迎える。

2007年から2010年には「企業と環境 NPOとの協働を考える戦略会議」を主宰し企業の環境コミュニケーション担当者の学びの場を促進。経団連自然保護協 議会、NTT 東日本、NTT 西日本や日経 BP 環境経営フォーラムと共に、環境コミ ュニケーション担当者対象のセミナーも行う。

立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科特任教授(2005~2010年)、 同ESD研究センターCSRチーム(2007~2012年)などアカデミックな世界でも活動。
現在は KP 法(紙芝居プレゼンテーション法)と「笑い」を駆使しながらセミナー、ワークショップで全国を回っている。

著書に「就職先は森の中~インタープリターという仕事」(1998 年小学館)、 「KP 法〜シンフプルに伝える紙芝居プレゼンテーション」(2013 年みくに出版) 他