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田中優的身の立て方講座・岡山・関東編の第1週「未来の当たり前を実感する」を岡山県の田中優宅で実施してきました。講師は田中優、進行役は森 雅浩

なんと「田中優的身の立て方講座」も通算すると第4期です。

第2期が終了した段階で講師の田中優さんが岡山に引っ越して、ソーラーパネルとバッテリーシステムで電気の完全自給生活をスタートさせてからは、田中家訪問がプログラムに加わりました。

この電力会社と完全に切れた古民家(田中家)のエネルギーライフは進化していました。バッテリーの残量が少なくなった状態で、バックアップ用発電機の稼働もありました。
そこで改めて家の電力使用分配を調べてみたところ、対策が見えました。ある部分に新しく安価なサブシステムを導入し、全体への負荷を軽減するなど、次なる手も打ち始めたとのこと。

実践にまさる説得力はありません。やってみないとわからないですからねぇ。主催者ながら、やはりこの家はすごいなぁ、と思いました。なんだか、勇気が出ます。

次回からは東京に会場を移して、各自が自分なりの「身の立て方」をプランしていくわけですが、この訪問がすごく刺激になると思います。

受講生の皆さん一人ひとりの「思考の羽ばたき」が楽しみです。


【森】

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ソーラーパネルの裏側が庭です

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裏山散歩が気持ちいい

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2013年10月5日(土)に『新月の植物染め』を実施しました。講師は矢谷左知子さん。ナビゲーターは帖佐仁美です。

生活のまわりにある身近な草で染め、草を糸にする…矢谷左知子さんのライフワークである草の手仕事を共に体験した一日。
アトリエの裏山に自生していて、あとあと種が途絶えることのない「雑草」と呼ばれている植物をいただいて染めました。
今回は秋の代表格「セイタカアワダチソウ」を採取し、 オーガニックコットンの靴下を2種類の媒染で染めました。

山道を歩き、背丈ほどもあるセイタカアワダチソウの群落の中から、ひとり一人刈り取りました。今回はその葉だけで染め液を煮だし、輪ゴムで模様を作って染めました。
最初は鮮やかな黄色で、何回か染め重ねていくうちに渋い黄緑色へ。
鉄媒染は、濃いオリーブ色のような色が引き出されていきまし た。

作業の合間には、矢谷さん特製の草弁当や、スイーツをいただきながら、
参加者からの質問にも応える形で、矢谷さんとお話をじっくり聞く時間もありました。

植物のいのち=色を移し替えていくこと。普段、雨水をためて暮らしていること。
葉山のわき水をくんできて、自分で運んで、料理していること。
手づくりのアロエの化粧水や、虫さされの薬代わりのもの、
手づくりの百草などライフスタイルの中の具体例を見せていただきました。

植物と向き合うときにどんな流儀がありますか?
新月の染めにしたのはなぜ?
草文化を探求する、となぜ思ったのですか?
等々、質問もたくさんでて、次第に自然と共にどのように暮らしていくか、という内容にお話は深まり、それぞれの感想を分かち合いました。

染めるプロセスの中では、草を煮だすときの「いい香り」や湯気がでて、なんともいえず身体がゆるんで眠くなってしまう方も。
自然に戻せて害のないもので染めることの「心地よさ」があるのですね。
矢谷さんのアトリエ=草舟on the Earthの場がもつ居心地のよさと、矢谷さん自身の草世界を代表するようなナチュラルな存在感。
今後もワークショップという場を通して、皆さんに実際に出会っていただき感じていただけたら嬉しいと思っています。

【帖佐】

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岡山に転居し、エネルギー自給生活を実現した田中優。現地でその完全オフグリッドライフを確認。彼の活動の源泉となる考え方やノウハウを少人数のゼミ形式で学び、それぞれの身の立て方につなげていきます。

主催:Be-Nature School

共催:OFFICE YU

田中優からのメッセージ

たくさん本を読んで講演を聞いても自分探しが終わらない。 スキルや語学に精を出しても満足できない。自己紹介は資格紹介ではありません。
アウトプットがなければその人の姿は見えないのです。
アウトプットのためのインプットをしていくためには、何かを覚えることよりも「自分がどう感じたか」を大事にする必要があります。
新しい時代には新たな発想を実現していく力が必要です。社会の主体として生きていく身の立て方を実現していきましょう。
今回の参加者には特別に、完全に電力会社の電気とオサラバしたオフグリッドの私の自宅をご案内したいと思います。どうぞご参加ください。

田中優

ファシリテーターからのメッセージ

どんな厳しい状況でも具体的な解決策を提示するその姿勢は、まさに活動家ならではもの。私も含め多くの人が勇気をもらったのではないでしょうか。
その優さんが東京を離れ、岡山に引っ越した事実は、私に強い衝撃を与えました。ついに、というかやはり、というか・・・。多忙を極める彼がどのように情報を収集・分析し、メッセージを発信しているのか。そして、どのように様々な活動を展開しているのか? そんな疑問からはじめたこの講座ですが、2013年、講座は新たなステージに入ったと感じています。 不確実なこの時代に、自分の力で道を切り拓き社会に関わっていく田中優的「技と知恵」を意欲ある人達と分かちあうことで、生きるに値する社会を創って行く「うねり」を広げていきたいと思っています。

森 雅浩(Be-Nature School代表)

実施概要(全3回コース)

第1回: 2013年10/6(日)10:00-16:30  田中優自宅(岡山県)※東京から日帰り可能

第2回-5回:2013/10/15(火)、22(火)、11/5(火)、12(火) 19:00-21:30
赤坂パークサイドビル1階セミナールーム 赤坂駅徒歩3分
(チームフロー・赤坂オフィスhttp://teamflow.jp/company/ )

対象:社会経験のある健康な方。全5回の日程に参加できることが条件です

定員:20名(先着順)
講師:田中優(OFFICE YOU)
ファシリテーター:森 雅浩(Be-Nature School)

対象:自らの身をたて、社会を変えていく志を持つ健康な方。3回の日程にすべて参加できることが条件です

※講師や受講メンバーでfacebookグループをつくります。受講までにfacebookのアカウントを取得して下さい。

受講料:48,000円

(全5回分、基本テキスト代込み・分割支払い可(申込み時¥30,000・10/末¥18,000)

※講座会場までの交通費、昼食代は含みません

 

レポートの提出

申込と同時に、受講にむけての思い、目的などをA4一枚以内にまとめたレポートを提出して下さい。

 

講座内容

 

1) 10/6(日):田中優自宅の完全オフグリッド・エネルギー自給生活の視察。
「田中優的身の立て方」の基本思想。
違和感の捕まえ方と情報種集。

2)10/15(火):インプットからアウトプットへ

3)10/22(火):社会変革と自己実現を同時に求める

4)11/5(火):身の立て方をプランする(グループワーク)

5)11/12(火):身の立て方をプランする(個人ワーク)

進め方

chart20120910 講義での知識やノウハウの提供、個人での課題の設定や情報収集、グループでの討議や作業などを組み合わせ、立体的な構成で講座を進めていきます。 田中優的身の立て方を、自分のものとして活用し実践につなげていくことがねらいです。

 

 

講師紹介

田中優(たなかゆう)

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1957年東京都生まれ。

地域での脱原発やリサイクルの運動を出発点に、環境、経済、平和などの、さまざまなNGO活動に関わる。

現在「未来バンク事業組合」「天然住宅バンク」理事長、「日本国際ボランティアセンター」 「足温ネット」理事、「ap bank」監事、「一般社団 天然住宅」共同代表を務める。

立教大学大学院、和光大学大学院の 非常勤講師。

著書(共著含む)

『地宝論』(子どもの未来社)
『原発に頼ら ない社会へ』(武田ランダムハウス)
『幸せを届けるボランティア 不幸を招くボランティア』(河出書房新社)
『環境教育 善意 の落とし穴』(大月書店)
『おカネが変われば世界が変わる』 (コモンズ)
『今すぐ考えよう地球温暖化! 1?3』(岩崎書店、子ども向け)
『世界から貧しさをなくす30の方法』『おカネで世界を変える30の方法』『天然住宅から社会を変える30の方法』(合同出版)
『地球温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるか』(扶桑社新書)
『戦争って、環境問題と関係ないと思ってた』(岩波書店)
『非戦』(幻冬社)ほか多数

 

 補足事項

・都合により日程、プログラム内容、詳細が変更になることがあります。最新の情報はホームページにてご案内します。

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新月に草木染めをして、植物や月の浄化の力を感じる一日です。海辺や森の小道を歩いて集めた植物を染料に、自然の色を染めていきます。

染めは素材集めから。海辺や裏山の森の小道を歩き染料にする植物を集めます。

初秋の草々、なにがあるでしょうか。

その時に手に入るもので染めてみます。

潮の香りや空の広さ、森の気配、植物や小さな虫等の自然を五感で感じましょう。
自然そのままの色でオーガニックコットンとシルクの五本指ソックスを染めます。植物のエキスや香りに触れて、新月の浄化のエネルギーもうけて、自然であることの清々しさを感じてください。
この日お訪ねするアトリエは、海がみえて植物に囲まれた庭がある、心地よい空間です。
お昼は身近な草や野菜で作る矢谷さん特製のおいしい草ランチを。

草の糸や草の布の作品、植物を利用した虫さされの薬、百草など、植物を日常に活用するヒントがつまった、矢谷さん流、草と共にあるライフスタイルの体感です。

「染料の草を煮出している間は待ち時間があります。もしそのときにできれば、
今進行中の草カーテンプロジェクト=野生の草からつくった糸で草の布の断片を編んでいただき、それを繋げてひとつの大きな布にする=にもご参加ください。」

 

集合/解散/アクセス

集合: 9:20 JR逗子駅
解散: 17:00アトリエ会場 ※バスでJR逗子駅まで約20分

服装/持ち物

服装:汚れても良い服装
□長袖 □長ズボン□運動靴または長靴 □帽子

持ち物:
□ガーデニング用の手袋(ゴムびき手袋)  □ビニール手袋(キッチン用) □花ばさみ(持っている方のみ) □水筒(飲み物) □保険証

スケジュール

9:20 逗子駅に集合バスで移動

10:00 海がみえる素敵なアトリエに到着
オープニング、自己紹介、
矢谷さんの草のお話
苧麻からつくった草の糸や、草の糸で編んだ布、作品を拝見
手作りのお茶、百草など、暮らしに植物をとりいれること

10:45 染める素材を集めるため、秋谷の野山の小道を歩く 素材を採取する

12:30 染めの素材を整理する→染めの作業を開始
身近にある草や野菜で作られた草弁当ランチ

13:45 煮だしたり、媒染をかけたり、染めの手仕事ワーク

17:00 クロージング シェアリング、解散

※スケジュールは、天候その他の状況で変更になることがあります

 

講師プロフィール

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矢谷左知子

草文化探求家。草舟onEarth主宰。

すぐそばに生えている野生の草から糸をつくり布を織ることをしている。 素材は、自分の居る環境に、自分より以前から居る、草、葉っぱ、木の実。 それらを季節ごとに採集して糸をつくったり染めたり。草から布を織る。 そこに在るものでやる、ということを主題に自然の智慧を継ぐものつくりを意識して活動。 古くから続いてきた『草文化』を継ぎ、次の人へ伝えるべく、個展やグループ展の他、草のワークショップを展開。

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ファシリテーションってなに?レクチャーとミニワークで気軽に学びます。
平日夜2時間30分のコースです。
なぜファシリテーションが必要とされているのか、その発達の経緯や時代的な背景、各分野での使われ方に加え、基本的な技法や考え方を講義でお伝えします。
また、ミニワークショップを通じて、ファシリテーションの特徴を実感して頂きます。

受け付け締め切り:開催日の3日前