2018年4月16日(月)、恵比寿のセミナールームにて「ファシリテーション講座 入門セミナー」が行なわれました。
今回は、ビジネスや教育現場、環境・自然、医療・福祉などの分野でファシリテーションを活かしたいという12名の方々がご参加くださいました。
参加された方からの感想をお送りします。

・様々なフィールドの人がファシリテーションを求めているのだとわかった。
・自らの体験に基づいて気づきを得ることができてよかった。
・短い時間の中で自分の足りなさ、弱さを実感できた。
・一つのスキルとして的を絞って習得していきたい。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

次回の「ファシリテーション講座 入門セミナー」は、5月16日(水)の開催を予定しています。

[事務局 堀家]

【長野修平の野草料理術〜野草イタリアンとカッティングボード作り】が、2018年4月15日(日)、神奈川県相模原市で開催されました。講師はネイチャークラフト作家の長野修平さん。ディレクターは帖佐仁美です。

場所は今回の講師でもある、ネイチャークラフト作家の長野修平さんのアトリエ兼自宅で行われます。手作りの建物で、外観から内観まで木の温もりを感じる落ち着きのある素敵な空間でした。

まずは、アトリエの裏山で摘んで乾燥して出来た『ヨモギ茶』で参加者12名様をウェルカム!ヨモギの香りがとてもよく心も身体もホッと落ち着きます。

全員が集まったところでスタッフや長野さんのご家族も含めて、簡単な自己紹介から始まりました。

天気予報で言われていた春の嵐はどこかへいってしまい、晴れ間の見える空の下でカッティングボードづくりが始まりました。

ボード選びでは、何の木のどのくらいの厚さのものにするのか悩む参加者の皆さん。長野さんとも相談しつつ出来上がった後の使い道も考えながらボードを選んでいる様子が見られました。

長野さんよりひとつひとつ丁寧に作り方のレクチャーを聞き、それぞれが落ち着く場所で自分のペースでカッティングボードづくりを進めていきます。

お腹も空いてきたところで、一人一人かごをもってアトリエの裏山に野草摘みへ。

裏山にはタンポポの葉っぱやヨモギ、山椒、スギナなど沢山の野草にあふれていました。

参加者の皆さんは夢中になって、野草を摘んでおられました。

●昼食のメニュー

野草パスタ〜ぺぺロンチーノ風

野草トッピングピザ

長野さん特製のベーコン

色とりどりの野草入りサラダ

 

摘んだばかりのみずみずしさや香りがきいたパスタやピザはどれも絶品!
長野さんがつくるとさらに美味しさ倍増です!

ゆっくりと昼食を終えたあとは、続きのカッティングボードづくりへ
カッティングボードづくりは、その日のうちに出来上がらなくても家に持ち帰って、
カッティングボードの続きをする方もいれば、裏山へ行って昼寝をする方もいたりとそれぞれの時間を楽しんでいました。

ひとりひとりのカッティングボードを並べてみると、それぞれのこだわりが詰まっていてとても素敵なものが出来ました。

これからたくさん使い込んで、さらに味のあるカッティングボードになっていくのが楽しみですね。

今回も、長野さんの魅力がたくさん詰まったプログラムとなりました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

【堀家 綾乃】

新年度を迎え、Be-Natureに新人スタッフが加わりました。
向かって左は、事務局担当の堀家綾乃(ほりけあやの)、
向かって右は、幼児自然体験事業アシスタントディレクターの濱崎竜斗(はまさきりゅうと)です。
皆様、何とぞお見知りおきのほど、お願い申し上げます。
真ん中は新人ではなく、取締役の長谷部雅一です。念のため。
【森 雅浩】

新芽の淡い緑が山のそこここに萌え、屋久島が最も美しい季節・春。
「マインドフルリトリート屋久島2018春」そんな3月22日〜25日に行われました。
自然と深くふれあい、自分や他者と対話する、まさにマインドフルネスな4日間でした。少し時間が空いてしまいましたが、皆さんにその素敵な情景をお届けしたく、写真レポートを掲載します。
【森雅浩】

屋久島空港に皆到着し、リトリートが始まります。まずは島の全体像を把握します。

本然庵に着く前に二俣川に下りて一休み。モッチョム岳がその姿を現します。

焚き火を囲む夜もまた楽し。

中野民夫さんからマインドフルネスのミニレクチャーも

いよいよ、屋久杉に出会いに森に入っていきます。

澄み渡る清流で小休止。心も身体も洗われるような感じです。

大きな杉の室で記念撮影

毎朝の瞑想は本然庵のデッキで。この日は陽が射すもののちょっと肌寒い。

滝壺には虹が!

川と海がひとつになる大川の浜で、このリトリートを振り返ります。

モッチョム岳

O2018004

東洋の身体技法で季節特有の身体のバランスを整え、内に秘めた願いを身体に聴く2日間です。七夕の日に「願い」を全身で書き、星空に誓います。

7月7日、願い事がかなうと言われる日。自然体の身体の状態に戻って、「まっさらな」自分に「願い」を問うてみましょう。自分の奥深くに眠る「純粋な願い」を、全身を使って書きあらわします。
使うのは極太の筆と書道用紙。うまい、へたではなく、よけいな思惑を捨てて真摯に一枚の紙にむきあい書きあげた文字は、観ている人の心を動かす力をまといます。また、書いた本人にとっては、自分に向けた「誓い」の書となることでしょう。
想いのこもった「誓い」の書は燃やして、星空へと届けます。瞑想を通して、身体の奥深くへと刻みこみ、日常への具体的な実現へとつなげていきます。

●身体感覚講座とは

四季の移ろいや月と太陽の運行にそって日々うごめく「身体の自然」に寄り添い、向きあう身体の教室です。自分で自分の「身体の自然」を整え、その可能性を信頼して見守っていく姿勢を育みます。東洋的な身体の使い方・観方を実践することで、身体と心のありようの変化を内観していきます。

●自然体になる

身体感覚講座では「上虚下実(じょうきょかじつ)」という身体の状態を目指します。下半身は充実感に満ちていて安定感があり、上半身は余分な気張りなく力が抜けていて、それでいてしなやかな強さをかねている、「自然体」です。背骨にそってスーっと身体全体が澄んでいき、思考はとまり雑念が消えていく、そんな気持ちよさを実感してください。

●プログラムの流れ

■1日目

まずは丁寧に身体をほぐしながら、日常の慌ただしいモードを外して、身体のバランスを整えていきます。講座の中で様々な身体の使い方を実習していくなかで、エネルギーの流れとしての身体感覚をつかんでいきましょう。
梅雨から初夏にかけての身体は、湿気と蒸し暑さで、身体が重たくだるく感じています。そんな季節特有の身体の状態から、水分の滞りを排出させて、自分の軸がすーっとたっていて軽やかになっていくことを実感してください。
すっきりと「まっさらな」状態に整ってきたところで、自分の内に秘めた「願い」へと迫っていきます。自分の内側の奥深くへと眼をむけ、身体の声に耳を澄ませていくと、意図や思惑を抜きにした「純粋な願い」が浮かび上がってくることでしょう。
「願い」は、全身で太筆を使ってしたため、天に誓います。7月7日の星空に向けて、火にくべて燃やし、天へと届けます。

■2日目

早朝の清々しい朝の空気の中で瞑想ヨーガを行います。まずはヨーガのアーサナ(ポーズ)や呼吸法を通じて、身体を「自然体」へとまとめていきます。身体を十分に整えた後は座法を組んで瞑想へ。昨晩解き放った「願い」を「誓い」として身体の奥深くへと刻みこみます。
たっぷりの瞑想ヨーガで朝の時間を味わったあとは、緑と野鳥の声に囲まれたガーデンブランチです。スッキリとした身体にしみいる食事の豊かな時間も楽しんでください。
ブランチ後には2日間の講座の総まとめ。身体に刻んだ願いを日常の実現へとつなげていきます。

※参加費に含まれるもの
1泊2日の宿泊費と食費(初日昼・夜・2日目朝昼兼用のブランチ)、講座の備品代、ワーク会場費、講師料、保険代を含みます。
現地までの交通費は含まれません。

 

●メッセージ

■講師:松田恵美子からのメッセージ

梅雨は、身体が湿気で何をやるのも億劫になり、腰が重たくなってくる時期。背景には、腎臓のくたびれ、むくみがあります。そんな時こそ、エイッ!と体を動かし、汗で余分な水分を絞り出すと、体も気分もスッキリします。
七夕に寄せての願いごとは、思い切り体を動かして、実は、全身で書きます。もちろん、汗もいっぱいかきます!
もう一つの実は、信州上田の別所温泉は、鎌倉時代、世俗とは「別の所」として扱われた場所。鎌倉仏教の修行の地としても知られていて、多くの名僧を輩出し、今はその仏閣が重要文化財として残っています。しかも、今なお、夫神山を中心に残るその土地のチカラ。この二日間は、この山の麓で過ごすことで、そのエネルギーに浸ります。それは、きっと貴方の身体と共鳴し、自然体に戻る応援をしてくれることと思っています。

*松田恵美子 プロフィール
身体感覚教育研究者
日々の動作や日本文化における型などを感覚からひもとき、日常生活に活かせる知恵や技として活用することで、自分の身体を自分で育む姿勢を指導。学校教育における教材化の研究協力や企業研修、助産師研修、僧侶とのコラボ講座などに携わる。
著書『身体感覚を磨く12カ月』(ちくま書房)
共著『自分という自然に出会う』(講談社)、『おとなの自然塾』(岩波アクティブ新書)等
 

■ディレクター:帖佐仁美からのメッセージ

日常では、日々に追われて、立場があって、自分の身体や自分の想いを優先できていないのが、私たち大人ではないでしょうか。自然豊かなのどかな環境に身を置いて、この2日間は、思いきり自分第一に、今の自分の身体と想いに眼を向けて、大切にしてもらいたいと思っています。
私は、ビーネイチャースクールで講師の松田恵美子さんと出会って、早くも20年がたちます。プログラムの運営に携わらせていただくなかで、「身体の自然」に向きあい認めていくことから広がる果てしない可能性に立ち合い、実感してきました。
今回の合宿プログラムに参加される皆さんにも、ぜひ、その醍醐味を味わってもらえたら、と思っています。
はるか彼方に広がる「天の川」に想いをはせて、自分の中に輝く星空にも出会えたら素敵ですね!

●集合

7/7(土)10:35 別所温泉駅集合

●解散

7/8(日)15:00 現地解散
※別所温泉駅から会場まではスタッフカーで送迎いたします(約10分)

●進行

■7/7(土)

10:35 別所温泉駅 集合
11:00 会場 着
オープニング/オリエンテーション/ウォーミングアップ
12:00 昼食
13:15 身体感覚講座(約5時間)
18:00 温泉へ
19:30 夕食
21:30 焚き火/星空の下で「願い」を燃やし、天へ届けます。

■7/8(日)

06:00 早朝からの 瞑想ヨーガ(4.5時間)
10:30 ガーデンブランチ
12:00 2日間のまとめのワーク、ふりかえり、わかちあい
14:30 クロージング
15:00 現地解散

※天候そのほかの状況により変更することがあります。ご了解ください。
※身体感覚講座は畳の和室で行います

●会場/宿泊/食事について

夫神岳(おがみだけ)の中腹にある古民家が会場となる「学び舎・くらしの四季」です。近くに沢が流れ、新鮮な空気と大地のエネルギーにつつまれた特別な場所に建つプライベート合宿道場で、一階を稽古場、二階を宿泊スペースとして使用しています。すぐ近くに湧く歴史ある別所温泉は、その効能も古くから知られる名湯です。
食事は、地元の無農薬野菜を中心にした旬の食材を使いスタッフが心を込めて作ります。自然に囲まれたのどかな環境で心も身体もデトックス。講座だけでなく、食事や温泉でも、さっぱりと軽やかな身体に整えていきます。
※宿泊は男女別相部屋となります。ホテル・旅館の様な施設ではありませんので、あらかじめご了承ください。
※夫婦、カップルでの個室対応などはできません。
※食事の際、配膳片付けなどのお手伝いをお願いする場合がありますので、あらかじめご了解ください。