身体感覚講座・屋久島リトリート2023夏

自然という自分に出会い、生命エネルギーを高める
日程:2023年8月4日(金)-7日(月)
場所:鹿児島県屋久島
講師:松田恵美子/森雅浩
定員:8名 参加費:¥88,000
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巨樹、滝、清流、大海原、焚き火、星空、温泉…。

屋久島の深く濃い大自然のエネルギーを思い切り取り入れ、自分自身に還っていく4日間です。

★現在当リトリートは満席となっております。

キャンセル待ちをご希望の方はBe-Nature School代表メール

letit@be-nature.jp

までご連絡ください。

 

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東洋の身体技法を用いて自分と自然の境界線が消えていくとき、生命エネルギーが活性化し深いレベルで自然との一体感を得ることができます。屋久島でしか出会えない力強い自然の力をしっかりと取り入れ、自分自身の本来の生命エネルギーを感じてください。それはつまり「自然という自分に出会い直す」ということです。

長年の経験を活かした東洋ならではの身体技法で皆さんをリードするのは、身体感覚教育研究者の松田恵美子さん。屋久島の自然に皆さんをご案内するのはBe-Nature School代表の森 雅浩です。

8月の屋久島は、最も自然のエネルギーが強い時期。屋久島でしか出会えない素晴らしい自然の中で、日常から離れ、純粋に自然と・自分自身と・そして同じ志を持つ仲間との時間を味わってください。

身体感覚講座とは

四季の移ろいや月と太陽の運行にともない日々適応していく「身体の自然」に寄り添い、向きあいます。自分で自分の「身体の自然」を整え、その可能性を信頼して見守っていく姿勢を育みます。東洋的な身体の使い方・観方を実践することで、身体と心のありようが変容していくこと実感してください。

自然体とは

身体感覚講座では「上虚下実(じょうきょかじつ)」という身体の状態を目指します。それは、下半身は充実感に満ちていて安定感があり、上半身は余分な気張りなく力が抜け、それでいてしなやかな強さをかねている、という状態。そんな状態を「自然体」といいます。背骨にそってスーっと身体全体が澄んでいき、思考はとまり雑念が消えていく、そんな気持ちよさを味わうことができます。

リトリート(retreat)とは

元々は引退、隠れ家、避難所などを意味する英語。日常生活から離れ、豊かな自然環境の中で自分自身を丁寧に見つめ直す、ゆったりとした時間を大切にする保養合宿を意味しています。

会場/宿泊について

屋久島南部のモッチョム岳の麓に理想的なワークショップの拠点となる場を目指して、東工大名誉教授の中野民夫氏が2006年夏に竣工したもの。中野民夫氏とのワークショップを長年展開してきたBe-Nature Schoolが、会場としてお借りします。

あわただしい現代社会の中で失いがちな「私たちの本来の顔や姿=OUR  TURE  NATURE」を思い出す場、丁寧に深い自然や人とつながり直す機会を得る場にとの願いが「本然庵」という名前に込められています。すぐ隣にきれいな水が流れる川があり、モッチョム岳をバックに森に囲まれ、豊かな自然に囲まれた場所です。家屋の他に、庭にファイヤーサークル、舞台にも使えるウッドデッキがあります。人が足を踏み入れることによる自然へのインパクトや、静かな生活をしている隣近所の方々などへの配慮も含めて、節度あるふるまいが必要です。

※宿泊は男女別の相部屋で寝起きを共にしますので、あらかじめご了解ください。個室はありません。        ※期間中、中野民夫氏は不在です

 

〜 松田恵美子からのメッセージ 〜

今から24年前。1999年のことです。
Be-Nature shoolでは、中野民夫氏と共に各界から仲間たちが集まって「自分という自然に出会う」講座シリーズが始まりました。
当時、そのタイトル名を『自分という自然』にするのか、『自然という自分』にするのか、皆でワイワイと賑やかに話し合った覚えがあります。
あの時から、東北での大地震、原発の事故、このコロナとワクチンの三年間を経て、時代と共にこの日本では、人と自然の関係が大きく変わり出したと感じています。
自分の中にある『自然のチカラ』を認めることを忘れて、人自体が、どんどん人工的な存在へと移行しつつあるのかもしれないと…。
古くから日本の文化は、自然との共生の中にありました。
自然を制圧するのではなく、むしろ、そのエネルギーを自分の中に迎え入れて、共鳴してゆく。
それは、自然に対しての畏怖や敬意や感動や喜びなどと共に、私たちの内側の生命エネルギーをも喚起してゆく知恵でもありました。
自分の身体の境界線が薄まり、溶け込んでゆくとき、その感動は起こります。
そしてまだ、私達は、その感動の可能性を失いきってはいない。
諦めてはいません。
今こそ、自分の内側にあるそんなチカラと可能性を取り戻してみませんか。
屋久島の大いなる大自然の生命力を借りて、自分の内側にある自然のチカラを、思い出す。
自然の中の自分。
自分の中の自然。
『自然という自分に出会う』
今は、そんな時期が来たのではないかと思っています。

松田恵美子プロフィール

日々の動作や日本文化における型などを感覚からひもとき、日常生活に活かせる知恵や技として活用することで、自分の身体を自分で育む姿勢を指導。学校教育における教材化の研究協力や企業研修、助産師研修、僧侶とのコラボ講座などに携わる。

  • 身体感覚教育研究会主宰
  • 大学院大学 至善館 特任教授
  • 武蔵野美術大学 非常勤講師

著書:

  • 『身体感覚を磨く12ヶ月』(ちくま文庫)
  • 共著『自分という自然に出会う』(講談社)
  • 『おとなの自然塾』(岩波アクティブ新書)

〜 森雅浩 からのメッセージ 〜

夏の屋久島は格別です。本然庵の直ぐ近くの清流に身を浸し、都会で纏った電磁波を拭い去れば、もう自分のモードが変わってくるのが解ります。天候はめまぐるしく替わり、さっき雨が降ったかと思うと太陽が顔をだす。予定を組んで行動しようとしても、自然の力には勝てません。身を任せながらも臨機応変に、今、この時、一番しっくりすることを選択していきます。きっと、自然と共に生きる暮らしであれば当たり前のことを、屋久島は思い出させてくれます。

このリトリートでは、縄文杉といった有名な観光ポイントには行きません。会場の本然庵を中心に、どっぷりと、かつ屋久島ならではの自然を味わう日々を過ごします。自然という自分が、きっと素敵なカタチで現れてくると思います。

●集合

2023年8月4日(金)
11:10屋久島空港 又は 12:30宮之浦港
※屋久島空港、宮之浦港にてスタッフカーでピックアップいたします。

●解散

2023年8月7日(月)
15:00 本然庵にて終了
※ 屋久島16:35発・鹿児島17:10着のJAC3750便に間に合うように、スタッフが空港までクルマでお送りします。

●参加費

¥88000
プログラム費、島内移動のレンタカ代、宿泊費、保険費を含みます。
※屋久島までの交通費、食費(実費)は含みません。

●食事について

本然庵での食事は自炊となります。スタッフが中心に準備をしますが、みなさまのご協力をお願い致します。プログラムの進行に応じて、お弁当を頼んだり、食堂を利用することもあります。
※食費は受講料 に含まれませんので、実費を現地で徴収致します。

●持ち物について

上下セパレート型の雨具、トレッキングシューズの持参をお勧めします。
※詳しい情報は「参加のしおり」をお申し込みの方に郵送いたします。

●屋久島への入り方(参考)

■飛行機の場合

鹿児島10:35 ~  屋久島11:10(JAC3743)

■フェリー *島に渡る旅情があるのでオススメです。

https://ferryyakusima2.com

鹿児島港08:30発~屋久島・宮之浦港12:30着(フェリー屋久島2)

■ジェット船(トッピー・ロケット)について

https://www.tykousoku.jp
今回のプログラムの集合タイミングに丁度いい時間帯の便がないので
オススメはしませんが、鹿児島~屋久島間の交通手段の1つです。

 

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●プログラムの流れ

◆1日目:屋久島時間に馴染む

空港・港で集合したのちお弁当ランチ。その後、スタッフカーでメイン会場の「本然庵」に向かいます。途中、千尋の滝などに寄りながら、すこしずつ屋久島を実感してください。
本然庵に到着したら、すぐそばを流れる「二俣川」の流れにつかる又は温泉に入るなど、水の島・屋久島を実感してください。自分自身や仲間同士と改めて出会い直し、リトリートをスタートします。
星空や焚き火など、初日の夜を堪能ししてください。

◆2日目:瞑想三昧

1日中、本然庵の周辺で過ごします。身体をしっかりほぐし、自然のエネルギーを存分に取り入れる自分に整えて行きます。
森のなかでの瞑想、お昼寝、清流とのふれあい、星空、焚き火など、ゆっくりと1日を味わいます。

◆3日目:屋久杉との交感

スタッフカーで移動し、屋久杉ランドへ。通常の2倍以上の時間をかけて、ゆっくり森を歩
き、自然との交感を楽しみます。東洋的身体技法で1000年以上の時を刻む屋久杉に向き合たときの、自分の身体の変化を味わってください。
もどったら、温泉でリラックス。最後の夜を楽しみます。

◆4日目:自分に還る

島の西側に位置する壮大な大川(おおこ)の滝を訪ねます。激しく落ちる滝が、一度小さな川に
なり再び海に還る大川の浜辺へ。滝の流れ、大海原と、それぞれの自然と身体感覚を交感します。
本然庵に戻り昼食を食べたら、まとめと各自の体験のシェアリング、それぞれの日常につなぎ、クロージングタイム。15時までたっぷりと時間を使える最終日です。

 

モッチョム岳の麓の本然庵がメイン会場

毎朝のヨーガと瞑想はこのデッキで

圧倒される存在感の屋久杉

森に囲まれたファイヤーサークルで焚き火を囲み、時を過ごす

水の島、屋久島ならではの瀑布を身近に感じる

 

「マインドフルリトリート屋久島2022夏」で生まれた曲を紹介します

Be-Nature School代表の森です。2年半ぶりに実施した2022年夏のマインドフルリトリート屋久島2022夏。

その時に参加者の皆さんとの出会い、そして屋久島の自然との再会にインスパイアされてできた曲が「約束(屋久島にて)」です。

参加メンバーの許可を得て、曲の動画に皆さん写真を使わせてもらっています。身体感覚講座ではありませんが、屋久島リトリートの雰囲気もちょっと感じてもらえるかもしれませんので、よかったらご覧ください。