
【中止】長野修平の板皿づくりと野草食
板皿の材となるのは、クリ・ヤマシデ・山桜の3種類。それぞれの木の質感や特徴をとらえ、どの材木のどこをどう使うかを決めてから、ナイフで削り、やすりで磨いて、自分だけの一枚の皿へと仕上げていきます。
北欧ナイフ「モーラナイフ」のアンバサダーとして活動しスウェーデンにも渡欧するなど、国内外で大活躍のネイチャークラフト作家・長野修平さんが、ひとり一人の経験やナイフ使いの技量、つくりたい形や完成イメージにあわせ、ていねいに指導します。
新緑の森の新鮮な空気の中で、手づくりに集中し、無心になれる時間です。
長野修平さんが、訳あって裏山に生えている木を切り倒したのは今年1月のこと。
もちろん切り倒したあとの材木は、あますことなく全部活用していく予定です。自身の作品や道具、アトリエ増設の材料として、余って木っ端となるものは燃料として使用します。
森を維持するための地域の先達の知恵、樹木を切ることになった経緯、材の繊維などにあわせた利活用の仕方などなど。当日は長野さんからたっぷりとお話いただこうと思います。
今回、皆さんが作る皿は、世界でただひとつの暮らしの道具です。日常で使い込むほど味わいも深まり、色合いや風味も増していくはずです。
ランチは、長野さんのアトリエの山の斜面に芽吹く野草を摘んで、新鮮な春の味を堪能します。大地のエネルギーを蓄えた野生の春の恵みを、身体の中にとりこんでください。
今回のワークショップは、新型コロナウィルスへの対策として、参加する皆様には、手洗い等のご協力をお願いします。Be-Nature Schoolでは、ワークショップ開催にあたり、以下のように対策、対応をしております。
https://be-nature.jp/archives/category/from-be-nature/information
直径40センチはある材。余すことなく利活用します。
ある程度、使い道を予想して、適当な長さに切り分け。
ある程度、使い道を予想して、適当な長さに切り分け。
ヤブカンゾウ。とれたてだからこその瑞々しさ。
ノビル。野草を積むコツ、下ごしらえの仕方のコツも。
ヨモギ、タンポポの葉、ツクシ……今年の春の野草ランチには何が並ぶかお楽しみに。
長野修平からのメッセージ
今年の春の芽吹きは暖冬の影響もあり、とても早いです。
すでにフキノトウは収穫し保存食に。
そろそろヤブカンゾウも収穫期です。
1月に除伐した雑木は整理しながら利活用に向けて準備中。
新型コロナウィルスの対策も意識しながら、充実した野良仕事の日々です。
プログラム当日の新緑を連想しつつ、皆さんのご参加をお待ちしています。
長野修平 プロフィール
ネイチャークラフト作家
北海道の山菜料理店生れ。枝葉・古材・海の漂着物で生活具を独自に制作。写真、版画、執筆、山菜食も手がける。八王子陣馬山麓の古民家での暮らしを 経て、現在は神奈川県相模原の道志川の畔で手作りの家 「みのむしハウス」に親子4人暮らし。暮らしを自らの手で創り出す豊かさと楽しさを伝え続けている。
Nature Works 主宰。著書に『里山ライフのごちそう帖』
この春アジア人でただ一人、スウェーデンの実用ナイフメーカー モーラナイフ公認 日本・台湾アンバサダーに就任
帖佐仁美からのメッセージ
長野修平さんの暮らしや仕事、在り方は、地に足がついたゆるぎない安心感、存在感があります。自然を知り尽くし、長年積み重なった経験からくる智慧に学ぶところは多々あります。あるものを工夫してなければ自分で創る。自然と共にある。それは、何かがあっても動じない確かさにつながるように思います。
今回は野草を摘んでお昼にいただきます。大地から芽生える野生のエネルギーを身体にとりこむことは、自ずと身体の元気のもとになると思います。
春の野草をふんだんに取り入れる料理は、新鮮で野生味あふれていて、身体にしみいるごちそうです。ヨモギやスギナのお茶、ノカンゾウ、タンポポの葉など……、健康でいることが大事な今だからこそ、大地からの恵みを取り入れて、野草料理の美味しさを堪能してください。
帖佐仁美プロフィール
実生のものを含め200近くの植物を育てている植物案内人。
【集合・解散】
9:15頃 長野修平さんアトリエ近くのバス停で集合
17:00 現地解散
※JR橋本駅からバス40分 バス停で集合し長野さんアトリエ会場まで徒歩で移動します。
※公共交通機関をご利用ください。
【服装】
汚れても良い服装(長袖、長ズボン)帽子、運動靴またはトレッキングシューズ
【プログラムのおおまかな内容】
・ クラフト(木の皿づくり)
・ ナイフの扱い方
・ 野草を摘む
・ 野草ランチを食す
【スケジュール】
10:10ごろバス停集合
10:30 オープニング
クラフト
ナイフの扱い方
12:30 野草ランチ
13:00 クラフト
15:00 クラフト仕上げ
16:30 クロージング
17:00解散
※小雨では決行いたしますが、荒天の場合は、延期いたします