看護のためのファシリテーション講座

チーム医療にいのちを吹き込む!【基礎編・実践編】
日程:2016年12月3日(土)4日(日)
場所:Mashup studio(東京都文京区:地図pdf
講師:中野民夫、浦山絵里、森 雅浩
定員:基礎編のみ(12/3のみ)36名
基礎+実践編24名(12/3・4の2日間通し)
看護のためのファシリテーション講座 基礎編(昼食付き)
参加費12,000円(税込)
(税抜価格:)
数量
空席状況 申し込み終了
看護のためのファシリテーション講座 基礎編+実践編(昼食付き)
参加費25,000円(税込)
(税抜価格:)
数量
空席状況 申し込み終了
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率直で創造的な対話の場を看護の現場で実践するためのスキルと考え方を、講義と実習、講師陣からのフィードバックを織り交ぜながら学びます。

人と人が集うさまざまな場を,それぞれの違いを尊重して活かしあい、相乗効果を高めていく参加型の場づくりの技法「ファシリテーション」は、今、支援型のリーダーシップとして注目を集めています。
「多様な関係者が関わる医療の現場を,もっとチームとしての総力を高められるように風通しのよいものにしたい!」本講座はそんな思いを持つ看護職向けの実践的なファシリテーション講座です。
今回の講座は1日目を基礎編、2日目を実践編として2日間で構成します。初日の基礎編だけの参加も可能ですが、2日間通して受講することでより実践的な技法を習得することが可能です。

月刊『看護管理』2016年10月号の特集「看護のためのファシリテーション」をテキストとして活用します(当日会場でも販売します)。本を読むだけではなかなか実践できない、と思われる方も、講座での体験や実習を通して身につけていきましょう。

※この講座は看護職の方限定です。
※申込み締切り:12月1日(木)13:00

 

講座内容

<基礎編:2016年12月3日(土)10:30~17:30>
ファシリテーションの基本スキルとワークショップを計画するためのプログラムデザインの理論と技法を、実体験と講義を通じて学びます。講座内ワークショップで実際に活用されたファシリテーションのスキルとプログラムデザインの解説で、実感を通じた具体的な学びを得ることができます。

・オリエンテーション、導入のワーク
・ワークショップの体験型学習(テーマ:現場の課題の相互共有)
・講義1:ファシリテーションの基本スキル
・講義2:プログラムデザインの解説と実習
・全体でふりかえり

 

<実践編:2016年12月4日(日)9:30~16:30>
※実践編は基礎編とのセット参加となります。実践編のみの参加はできません。
基礎編で学んだスキルと理論を基に、実際にファシリテーター役を体験します。自分が実践したい場づくりを想定し、ファシリテートできるようになることを目指します。参加者同士のフィードバックと講師からのアドバイスで、現場で実際に通用するものに仕上げていきます。

・オリエンテーション、チェックイン
・ファシリテーター実習
小グループに分かれ、自分がつくりたい場の実演と相互フィードバック
・講師からのフィードバック、全体でふりかえり

 

○こういう方におすすめ

・人材育成・組織開発関わる看護現場のマネジャー、教育担当者、リーダー
・病棟のチーム力を向上させたいと思っている方
・カンファレンスの企画、運営で課題を抱えている方
・院内研修などで講師を務める機会の多い方
・医療現場でファシリテーター型リーダーシップを活用したいと考えている方
・チーム医療や多職種連携、地域包括ケアに携わる方

 

 

主催:Be-Nature School
後援:医学書院
協力:(株)セントラルユニ

講師紹介 中野民夫(なかのたみお)

nakanoワークショップ企画プロデューサー/東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授

1982年東京大学文学部卒。学生時代は途上国への一人旅や精神世界から多くを学ぶ。卒業後、広告会社の博報堂に就職、89年に休職しカリフォルニア総合大学院(CIIS)に留学。組織開発やディープエコロジー、ワークショップを研究。復職後は企業の社会貢献活動や愛知万博など社会的な業務に携わる一方、Be-Nature Schoolなどで、人と人・自然・自分自身をつなぎなおす様々なワークショップや、ファシリテーションの講座を実践。12年から同志社大学教授を経て15年秋から東工大で教養教育に関わり、大教室でも対話を重視した参加型授業を展開。主著に『ワークショップ』(岩波新書)『ファシリテーション革命』(岩波アクティブ新書)『みんなの楽しい修行』(春秋社)、共編著に『ファシリテーションで大学が変わる』(ナカニシヤ出版)など。

中野民夫からのメッセージ

人と人が集うときに役立つファシリテーションの基本はどんな分野でも応用できます。今回は、皆さんの現場での課題をリアルにイメージしながら基本を応用してください。「習うより慣れよ」で実際にやってみて、率直にフィードバックしあうことは大きな力になるでしょう。

 

講師紹介 浦山絵里(うらやまえり)

uraナースファシリテーター/ひとづくり工房esuco代表

生涯学習開発財団認定ワークショップデザイナー

長崎大学医学部保健学科非常勤講師。

杏林大学医学部付属病院に長く勤務し、看護師長を経験。2006年にひとづくり工房esucoとして起業。現在ナースファシリテーターとして、看護協会や病院での研修セミナー講師、看護部門の業務改善プロジェクトや人材育成についてコンサルティングを実施。いきいきと看護師が語りあう「語り場づくりファシリテーター」として、看護師への支援活動を行っている。Be-Nature Schoolファシリテーション講座第4期受講。青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラムを修了し、現在、ワークショップデザイナーとして地域や学校、大学などでワークショップを実践している。

浦山絵里からのメッセージ

ファシリテーションの基礎スキルから、実践現場に向けての作戦計画まで、2日間でたっぷりと体験していただけるプログラムになっています。特に2日目は実践的な学びの場です。そこで作った実践計画を元に、次は実践現場での「Try」にステップアップしていきましょう。
また様々な環境の看護職仲間と、じっくりと話せるのも今回のプログラムの特徴です。
このつながりをきっかけに、新しい学び合いのネットワークに参加しませんか!
お待ちしています。

講師紹介 森雅浩

moriBe-Nature School代表
十年間の会社員生活を経て海洋環境系団体に身を投じ、国際会議のプロデュースを行う。その縁がきっかけでBe-Nature School 立ち上げに関わり、以降企画・プロデュースを担当。専門領域はワークショップ(アウトドアプログラムから研修まで)の企画運営と、参加型の場づくり(少人数から 1000人規模まで)。
NPO法人自然体験活動推進協議会(CONE)理事。
編著『おとなの自然塾』 (岩波アクティブ新書)、共著『ファシリテーション〜実践から学ぶスキルとこころ』(岩波書店)、著書『田んぼのきもち』(ポプラ社)。

森雅浩からのメッセージ

参加して実感する→解説で理解する→試しにやってみる
この流れが、新しいスキルを習得するには一番いいなと思っています。共に学ぶ豊かな楽しい時間を一緒につくっていきましょう。