ファシリテーション講座について

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ファシリテーション講座とは

「参加型の場」を創るファシリテーションのさまざまな技法について、総合的に学べる場です。
基本的な技法の学習や習得、企画やプログラムデザイン、そしてスキルだけでないファシリテーションのこころまで、ニーズや目的に応じて選べるように構成しています。
分野を超えて集う意欲ある方々と、相互作用の中で学びあえるしくみを用意しました。

監修・中野民夫からのメッセージ

平和で持続可能な社会のために

人と人が集い、共にを学んだり何かを創ったりする時、それぞれの思いや経験を、どうしたら活かしあえるのでしょうか?
お互いの「違い」を厄介な「問題」としてでなく、新たな創造のための「豊かさ」として活かすには、皆が安心して存分に参加できる場づくりが必要です。人は自ら発言し関わっていく中で、他人ごとだった課題も自分ごとになり、主体性を発揮し始めます。
さまざまな課題が山積みの現代、会議やワークショップや組織変革の場で、対話を育み共創や協働を促進する「参加型の場づくりの技法」=ファシリテーションが求められ広がっています。
この講座は、分野を超えて多彩な仲間と学び合うチャンスです。

 

ファシリテーションとは

もともと「促進する「助長する」「(事を)容易にする」 「楽にする」という意味の英語「ファシリテート」(facilitate)の名詞形です。
人が集って何かをしようとする時、どうしたらお互いに活かし合い、創造的な成果に結びつけることができるだろう。そんな問いに答えるのが「ファシリテーション」という技法です。

 

ファシリテーターとは

よく「進行促進役」と訳されます。でも、ただの司会者や進行役ではありません。
そこに関わる一人ひとりが、自分自身で考え、学び、気づき、創造することを促したり容易にしたりする…。個人やグループ全体が、自らを活性化するのを助ける…。 その場に参加している人一人ひとりの主体性や当事者意識を育む…。それがファシリテーターの役割です。ファシリテーターは「支援者」であり、同時に新しい誕生を助ける「助産師」に例えることもできるでしょう。

 

ファシリテーション講座から生まれた本

Be-Nature School設立のオリジナルメンバーでもある中野民夫が2001年に「ワークショップ―新しい学びと創造の場(岩波新書)」を上梓。

続いて2003年の「ファシリテーション革命(岩波アクティブ新書)」の出版を契機に、Be-Nature School代表の森雅浩と中野民夫でファシリテーションの技法を伝えるカリキュラムを開発、「ファシリテーション基礎講座」をスタートさせました。
以来、常に改良を重ねながら、現在の講座体系を確立してきました。09年5月にはそれまでの実績を踏まえたファシリテーション講座講師の共著による『ファシリテーション 実践から学ぶスキルとこころ』を出版、講座の基本テキストとしています。

『ファシリテーション〜実践から学ぶスキルとこころ』

 

講座の特徴

1. 本気だから楽しい

スタート当初よりこの講座は「学びのための講座」ではなく「実践のための講座であること」を重要視してきました。
人と人がしっかりと関わる場を作りたい、対話を通じて人と組織を活性化したい、活気あふれる学びと創造の場を作りたい。
そんな本気のニーズに応えるために、現場ですぐに使えるスキルを分かりやすく伝えること、ファシリテーションが生み出す場を実体験することを大切にしています。

2. 講師はみな経験豊かなファシリテーター

ファシリテーションを実感するためには、講師がその実際を見せることが一番効果的です。そんな実感を生み出すために、当講座の講師陣は皆、数多くの現場で経験を積んできたファシリテーターが担当しています。
受講生は講師にファシリテートされる体験をベースに、自らのファシリテーションを学んでいきます。また講師は必ず二人組で講座に臨みます。それは、共通のベースを持ちながらも、バックグラウンドや活動経歴の違う二人の講師が組むことで、より立体的で深みのある講座内容を生み出すためです。

3. 分野を超えた多様性が刺激的でおもしろい

○○ファシリテーション、といったある特定の領域を想定したファシリテーション講座も存在しますが、当講座が扱うのは様々な場面で使える応用範囲の広いファシリテーションのスキルです。そのため、受講生の活動分野は幅広く、ビジネス・NPO/NGO・教育など、多岐にわたります。ある特定の領域内での多様性ではなく、分野を超えた真の多様性。その違いの中で学ぶからこそ、ファシリテーションの力とおもしろさを実感することができます。実践に役立つ力が身につきます。

4. Be-Natureなファシリテーションをめざして

作為や思惑でその場をコントロールするのではなく、そこに関わる人たちが自分事として自ら方向性を見いだし、当事者として主体的に行動することを支援する。それは自然な流れを大事にする「やりすぎないファシリテーション」であり、無理せず自分らしさを活かす「自分流ファシリテーション」でもあります。
目の前の効率を越えて真の創造的な成果を生み出すために、ファシリテーターも関わる人も、一人ひとりがBe-Nature(=その人らしい自然な状態)な、そんなファシリテーションを追求しています。