看護現場に活かすファシリテーション(終了)

学びあい育ちあう対話の場をつくる方法
日程:2016年3月5日(土)13:30-17:30
場所:Mashup studio(東京都文京区:地図pdf
講師:中野民夫、浦山絵里、森 雅浩
定員:60名
看護現場に活かすファシリテーション
参加費8,000円(税込)
(税抜価格:)
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率直で創造的な対話を実際に体験しながら、看護現場でスタッフ自身が学び合いの場をつくるためのファシリテーションを実践的に学びます。

チーム医療や他職種連携が求められる中、看護現場では自律したスタッフやチームの育成が必須となっています。看護管理者や教育担当者は、その育成のために院内外の研修やカンファレンスなどの機会を活用されていることと思いますが、その手ごたえ感はどうでしょうか?
この講座は、現場に自ら学び合いや育ちあいの風土をつくりたいと考えられている看護管理者やリーダー向けに特化して実施いたします。専門職として自ら思考し、仲間の力を活用しあえる「有機的な看護チーム」をつくるために、現場に学び合いの場づくりを実践する方法を体験的に学ぶ講座です。
まずは参加し、ご自身で「創造的な対話」を実感してください。現場への持ち帰り方についても、講座の中でご提示していきたいと思います。

<こういう方におすすめ>
・看護現場の管理職、教育担当者、リーダー
・ファシリテーションに興味のある看護職
・医療現場にファシリテーター型リーダーシップを活用したいと思っている方
・チーム医療や他職種連携、包括支援に関わっている看護師
・医療機能評価の対応や病院の組織開発を担っているトップマネージャー
・カンファレンスの企画、運営で課題を抱えている方
・もっと現場のチーム力をあげたいと思っている方

※この講座は看護職の方限定です。

主催:Be-Nature School
後援:医学書院
協力:(株)セントラルユニ

 

 

講師紹介 中野民夫(なかのたみお)

nakanoワークショップ企画プロデューサー/東京工業大学リベラルアーツ研究教育院(2016春発足)教授
1982年東京大学文学部卒。学生時代は途上国への一人旅や精神世界から多くを学ぶ。卒業後、広告会社の博報堂に就職、89年に休職しカリフォルニア総合大学院(CIIS)に留学。組織開発やディープエコロジーを学び、ワークショップとも出会う。
復職後は企業の社会貢献活動や愛知万博など社会的な業務に携わる一方、Be-Natuire Schoolなどで、人と人・自然・自分自身をつなぎなおすワークショップや、ファシリテーションの講座を多数実践。
12年から同志社大学の教授として大教室での参加型授業を実践。15年秋から現職で生身のコミュニケーション力を高める対話を重視した授業を展開。
主著に『ワークショップ 新しい学びと創造の場』(岩波新書)『ファシリテーション革命 参加型の場づくりの技法』(岩波アクティブ新書)『みんなの楽しい修行』(春秋社)など。

中野民夫からのメッセージ

多様な方々が、連携や協働して「チーム」として働くことが前にも増して求められているかと思います。成果をあげるには、関わる人たちの「関係の質」が高まることが不可欠でしょう。
楽しくなごやなかな雰囲気の中で、お互いの思いや関心や特技を知り、違いを認めて活かしあえるような良い関係は、どうしたら育めるのか。創造的な対話の場づくりを体験しながら、基本的なファシリテーションのスキルをお伝えしたいと思います。

 

講師紹介 浦山絵里(うらやまえり)

2D7A9707-93ナースファシリテーター/ひとづくり工房代表
生涯学習開発財団認定ワークショップデザイナー
杏林大学医学部付属病院に長く勤務し、病棟看護師長を経験。その後公立病院勤務を経て、2006年にひとづくり工房esucoとして起業。現在ナースファシリテーターとして、看護協会や病院での研修セミナー講師、看護部門の業務改善プロジェクトや人材育成についてコンサルティングを実施。いきいきと看護師が語りあう「語り場づくりファシリテーター」として、看護師への支援活動を行っている。
Be-Nature Schoolファシリテーション講座第4期受講。青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラムを修了し、現在、ワークショップデザイナーとして地域や学校、大学などでワークショップを実践している。
「医学書院・看護師のためのウエブマガジンかんかん!」にて、「うらりんのわくわくファシリテーション」を連載中。

浦山絵里からのメッセージ

専門職として、場を観て考えながら相手の自己決定を支援する看護の仕事と、ファシリテーターの役割はとても似ているように思います。
私たちがコミュニケーションのつなぎ手や場のつくり手として機能するために、まずはゆるりと体験にいらしてください。多くの方と、語り合い、学び合うひと時をご一緒できることを、楽しみにしております。

 

講師紹介 森雅浩

moriビーネイチャースクール代表
十年間の会社員生活を経て海洋環境系団体に身を投じ、国際会議のプロデュースを行う。その縁がきっかけでBe-Nature School 立ち上げに関わり、以降企画・プロデュースを担当。専門領域はワークショップ(アウトドアプログラムから研修まで)の企画運営と、参加型の場づくり(少人数から 1000人規模まで)。
NPO法人自然体験活動推進協議会(CONE)理事。
編著『おとなの自然塾』 (岩波アクティブ新書)、共著『ファシリテーション〜実践から学ぶスキルとこころ』(岩波書店)、著書『田んぼのきもち』(ポプラ社)。

森雅浩からのメッセージ

受講生のバックグランドが多様なのがBe-Nature Schoolのファシリテーション講座のひとつの特徴ですが、今回はその応用範囲の広いスキルをベースに、看護現場に特化した活用方法を展開したいと思います。