O2018007

木の実を探して野山を歩き、試食して、その野生的な味わいを堪能します。クルミやドングリを巡る森の生命のつながりや不思議に出会う一日です。

広葉樹が広がる森の中や、野原、里の農道をゆっくり歩き、木の実や草の実を探します。クルミやドングリを目当てに、拾った木の実を火にかけて、どのような味がするのか、野生の味を試してみます。
その中でもクルミはビタミンやミネラルなど栄養バランスがよいスーパーフードとして、現代の栄養学でも認められているもの。そして野山に生えている野生のクルミは、大地や太陽の自然の力を蓄えた、さらに特別な一粒です。市販のクルミとはひと味違う、野山で拾った木の実だからこその贅沢な味わいを感じてもらいたいと思います。クルミ以外にも様々なドングリの形比べ、味比べをして、数あるドングリの中から「食べておいしいドングリ」を覚えましょう。

縄文時代から木の実は私達人類の大切な食料でした。秋になって、森の中で食べられる木の実を探すことは、狩猟採集民にとっては重要な営みだったことでしょう。同時に、木の実は森に生きる野生動物にとっても生きるために必要な食料源です。もちろん樹木にとっては、自分のいのちを次の世代を残すためのタネでもあります。森と、人と、野生動物。大地に落ちている一粒の木の実から、そんないのちの循環を見つけていきたいと思います。

木の実から広がる自然の世界に皆さんを案内するのは、グリーンフィンガー(植物と交感する指を持つ人)の帖佐仁美。長年にわたり自ら木の実を拾い、そこから芽吹く樹木を育てているからこそわかる「木の実とのつきあい方」をお伝えします。森を歩く途中では、見晴らしのいい場所でアウトドア木の実ランチ・ピクニック。歩いたあとの、拾った木の実を活かしてみんなで作るスイーツとティーブレイクタイムもお楽しみに。

●参加費に含まれるもの
食費(昼)、器材費、講師料、保険代を含みます。
現地までの交通費は含まれません。

■講師紹介 帖佐仁美

実生のものを含め200近くの植物を育てている植物案内人。自然のメッセージを親しみやすく人に伝える自然体感ガイド。
植物に親しんで育てるための教室や、感性を開いて自然を感じるワークショップを開催している。グラフィックデザインや植物の本の編集を経て、平成10年から自然学校『Be-Nature School』にて『おとなの自然塾』の企画、運営、講師として関わっている。
平成24年より少人数を対象にした自然とつながる自然学校の運営と、植物を育て自然素材を手作りする『Greenfingers』を主宰。自然派カフェ 『森の学校』にて、手作りの植木鉢で育てた植物を販売している。平成26年から都内公立の公園にて植物の管理に従事している。

■帖佐仁美からのメッセージ

クルミ森の中でクルミに実がなっているのを見つけたときの嬉しさ、クルミの殻を割って粒を食べたときの野趣あふれる味わい深さ。そんな木の実の魅力をたっぷり体験してもらいたいと思っています。

一粒の木の実は小さいのですが、そこからつながる出来事には、リアルに心動かされるものがあります。
自然の巡りの中で出会いは、一期一会ですから、今年の秋の森では、どんな発見や出会いが待っているのでしょう? 木の実からつながる自然の魅力ある世界を一緒に探検してみませんか。
秋の自然の中で、木の実を求めて歩く、その楽しみも味わいながら、野生の木の実に宿るいのちのエネルギーに出会ってもらえたら嬉しいです。

●集合

10/14(日)10:00 藤野駅集合

●解散

10/14(日)16:30 現地解散

●交通案内

<往路>
新宿8:54発(JR中央特快 高尾行き)→高尾のりかえ→(中央本線)→藤野駅10:00着
<復路>
藤野駅16:56発(JR中央本線)→高尾のりかえ→(中央特快 東京行き)→新宿駅18:15着

■進行スケジュール(予定)

◆10/14(日)
10:00 藤野駅集合
フィールドへ移動
10:30 オープニング、秋の野の空気になじむ時間
自己紹介、木の実・タネのレクチャー など
11:15 木の実を探してフィールド散策(歩くのは約2時間)
12:30 木の実のアウトドアランチ
14:00 どんぐりやクルミのテイスティング 味くらべ
15:00 木の実のスイーツでティータイム
16:00 ふりかえり クロージング
16:30 現地解散
17:00 藤野駅着
※天候その他の要因でプログラムの内容が変更になることがあります。
※雨天決行です。台風のような大雨の場合は中止にいたします。

●主な服装・持ちもの

長袖、長ズボン、トレッキングシューズまたは運動靴、帽子、デイバック、水筒、保険証、行動食(おやつなど)

2018.08.16from BNS, コラム

いままでではあり得ないタイミングで台風がきて、7月実施のBe-Natureが運営に関わるキャンプイベントが中止になったり、トレッキングプログラムを中止にしたりと、今年は結構な影響を受けています。

幸いにも災害にはこれまで直接出会っていませんが、昨年の夏のアウトドアイベントでは災害一歩手前の雨に遭遇しました。こんな豪雨の状態がもう少し続いたら避難だな、という状況だったので、集中豪雨の怖さも多少は実感できます。

自然の力は、ずっと太古から強力で、そことどう折り合いをつけていくかは生き物としての人間の永続的な課題だったと思います。でも、都市においてはあまり自然を意識しないで暮らしていけるようになって久しいですよね。

だからこそ、自然を常に意識して生きていくことが都市に住む私たちにも必要だ、との想いからBe-Nature Schoolを始めて22年が経ちます。でも、ここまで自然を「脅威」として意識するようになるとは思っていませんでした。なんだか複雑な気分です。

自然の事を知るのはやはり大事ですよね。相手が受け入れてくれる時には、その懐に深く入り、人知を越えたチカラを実感しておく。これからの時代にも、とても大事な「生きている経験」だと改めて思いました。

Be-Nature School代表・森 雅浩

台風。このどうにもならない、自然の動向を注視する(といってもネットの情報を通じて)ことから「マインドフルリトリート屋久島2018夏」は始まりました。
なんたって、皆や講師の中野民夫さんが飛び立つ時間帯ドンピシャに台風13号が羽田直撃の予報だったので。

でも、結果的に飛行機は飛び立ち、屋久島には全員が無事に集合!よかったです。
実は、航空便の欠航を見越して前日に新幹線で博多まで入り一泊、翌朝鹿児島まで新幹線で移動し、そこから高速船で屋久島入りした方もいました。大変でした。ホントに。

そんな僕らを屋久島はまず晴天で歓迎してくれたあと、山に入ったときは木々が潤う雨を降らせ、川で遊ぶときは太陽と雲のコントラストを見せ、いきなりの激しい雨をふらせたら太陽を輝かせ、夜は満天の星を降らせる、などなど、様々な表情を見せてくれました。それはまさに最高のコンディションでした。

鹿児島からのフェリーで屋久島入りは旅情溢れるお勧めの方法

本然庵のすぐそばには沢が!暑い夏は水に入ってクールダウン

毎朝のヨーガに瞑想、一日を深くゆっくりと過ごす「A day of mindfulness」、深い原生の森を歩く1日、ダイナミックな滝と海が出会う1日。そして温泉、美味しい食事、仲間や自分自身との対話。

朝日を浴びてデッキでヨーガと瞑想。マインドフルに一日を過ごす秘訣

屋久杉の森で大樹を実感し悠久の時に想いを馳せる

瀑布の風圧と水滴で、その力づよさを全身にあびる

滝がなだらかな流れとなり海に合流する浜で記念撮影

4日間の締めくくりは、瞑想で

まさにマインドフルで、様々な出来事がとっても贅沢なリトリートでした。

【森 雅浩】

今回は、教育現場、ビジネス、地域活動、医療・福祉などの分野でファシリテーションを活かしたいという名の方々10名がご参加くださいました。
参加された方からの感想をお送りします。

・ファシリテーションが何か知ることができた。
・思ったよりも参考になることが多いセミナーだった。
・引き出すためには、攻めだけじゃない、注目をあつめるためには、話すだけじゃないというところが印象的だった。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

次回の「ファシリテーション講座 入門セミナー」は、9月12日(水)の開催を予定しています。

[事務局 安西]

2018年8月4日(土)、恵比寿のセミナールームにて「ファシリテーション特別講座 ゼロからはじめる板書 手が自然に動き出すための練習」が行なわれました。

今回は、教育現場やビジネス、医療・福祉、ボランティアや地域活動などの分野でご活躍されている10名の方々がご参加くださいました。
講師のな〜み〜こと大枝奈美氏によるレクチャーと板書の実演から細かなポイントを学び、参加者はファシリテーション体験とともに板書の実習を何度も行いました。

参加された方からの感想をお送りします。
・板書の講座でしたが、ファシリテーションの大事さにも気づいた。
・色をたくさん使うことが驚きでした。
・構造化して考えることの重要性をあらためて実感した。
・板書を実際に練習することができて良かった。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

[事務局 堀家]