O2015013

半農半Xを提唱する塩見直紀さんを迎え、世界の見方を変えるコンセプトをつくり、同時に自分のライフワークを探るワークショップを実施します。

半農半Xの「X」とは、自分の天賦の才の追求=天職、つまりライフワークを探るモチーフとなる何か、です。
自らの強みを「新概念提唱力」「コンセプト(キーワード)メイク力」と自認する塩見直紀さんは「半農半X」以外にも「生物多様性」ならぬ「使命多様性」や、自らのミッションをライフワークとして捉えなおす「1人1研究所」など、その一言で世界が違って見えるような数々のコンセプトを生み出しています。
このワークショップでは、彼がこうしたコンセプトを生み出してきたプロセスを学び、自分自身と、それを取り囲む世界を切り拓いていくそれぞれのオリジナルコンセプトをつくっていきます。

日本やアジアなど様々な場所で講演・ワークショップを行っている塩見さんですが、今回、Be-Nature School特別バージョンのワークシートを作成していただきました。そのワークシートを塩見さんのリードで埋めていくことで、次第に自分のおもいや願いをカタチにする道筋が見えてきます。

当日は会場を出て周辺地域の神社などを散策し、机上では生まれないアイデアや視点を得るフィールドワークも予定しています。
よりよい世界(社会)を望むと同時に、自分自身の夢や願いをカタチにしたいと思う方、
改めて自分のやりたいことを明確にし、次なるステップに進みたいと思っている方、
自分のやりたい事が今ひとつ定まらないと感じる方、
そして、自分のXと世界の未来をデザインしたいと思う全ての方に向けて実施します。

※参加費には昼食代が含まれます。
※申し込み締切:9月24日(木)

 

塩見直紀 プロフィール

shiomi半農半X研究所代表、総務省地域力創造アドバイザー
1965年京都府綾部市生まれ、同市在住。カタログ通販会社「フェリシモ」に10年間勤務の後、1999年、33歳で故郷にUターン。2000年、半農半X研究所設立。
同年から2014年3月まで都市農村交流や定住促進を行うNPO法人「里山ねっと・あやべ」の企画スタッフをつとめる(情報発信や綾部里山交流大学などを担当)。先祖代々受け継いだ土地で自給農に勤しむかたわら、国内外で講演やX(=天職)発見や地域づくりのためのワークショップなどの活動を行う。
綾部発 半農半Xな人生の歩き方88~自分探しの時代を生きるためのメッセージ~』など著書、共著多数。
1冊目の著書「半農半Xという生き方」(ソニー・マガジンズ刊)が2014年10月、ちくま文庫となる。『半農半X』の本は台湾や中国にも訳され話題に。


塩見直紀氏からのメッセージ

「半農半X(エックス=天職)」というコンセプトが誕生して早いもので20年になります。おかげさまで半農半Xは海を超え、台湾、中国、韓国にもひろがっています。この国のビジョン、世界のビジョンを市民サイドからつくれないか。たどり着いたのが、国民全員が自分の大好きなことやライフワークを探究する「1人1研究所」という考え方です。
ぼくはそんな「1人1研究所」の集合体としての国家を「1人1研究所国家」と呼んでいます。人は自分のテーマを生涯探究するために生まれてきたのではないか。自分のテーマを追い求めることが国家の発展や世界の発展につながれば、それこそが成長戦略だと思うのです。すごい研究テーマは国家プロジェクトにし、国が応援したらいいと思うのです。
みんなの研究の中から、きっと未来の日本を、世界をひっぱる何かが生まれていくことをぼくは確信しています。今回のワークショップでは自己究明しつつ、他者救済、ソーシャルデザインも可能になるような「羅針盤コンセプト」をつくるお手伝いをしたいと思います。「人生やりなおし研究所」と「半農半X研究所」のスペシャル企画です。参加してよかったといえるニューインスピレーションが生まれますように!

 

 

森 雅浩からのメッセージ

塩見さんと初めてお会いしたのは、昨年11月に実施した中野民夫さんとの「楽しい修行と半農半X」の時でした。その際、少しだけ「自分のXを探す」ワークをしていただきましたが、それがものすごく面白かった。これをもっとじっくりやりたい、という思いが今回のワークショップ実施の背景にあります。実は今年度に私がはじめた「人生やり直し研究所」はその時生まれたものです。私も塩見さんのおかげで、世界を捉え直す新たなコンセプトを生み出すことができた一人です。その時のワークショップでは、日常の忙しさにまみれて忘れがちだった自分の願いや希望も思い出し、心にエネルギーの炎を再点火されたように感じました。
先日の打合せでBe-Nature Schoolに来ていただいたとき、近所の金王八幡宮や氷川神社をご案内しましたが、とても気に入っていただき、ここでやりましょうとなりました。
静かで淡々とした塩見さんのファシリテーションで、皆さんの「X」が引き出されていくのが楽しみです。

O2015012

忙しくても美味しいものを豊かに食べたい!という方にオススメの保存食ワークショップ。今回は旬のトマトをたっぷり使ったケチャップを作ります。
イタリアでは夏の終わりに家族総出で1年分のトマトの水煮やソースをつくるそうです。トマトは日本料理の昆布や鰹節と同じく、ダシの役目もあります。
一人でたくさんの下ごしらえをしたり、たくさん出来過ぎてしまう保存食づくりも、みんなでワイワイつくれば楽しい時間を過ごすことができます。
当日はトマトケチャップ作りのほか、トマトを使った簡単レシピのご紹介と試食も行います。
夏の終わりに大量のトマトを仕込んで季節のおいしさをとじこめましょう!帰った後も家族の方と一緒においしさを楽しんで、豊かな時間を過ごしてほしいと願っています。

※試食は、トロトロふわふわスクランブルエッグとナポリタンなどの予定です。
※完成したトマトケチャップは、一人一瓶お持ち帰りいただきます。
※申し込み締切:9月24日(木)12:00

 

 

講師プロフィール

hasuike

蓮池陽子

東京出身。料理人兼フードディレクター
都内ビストロの調理経験、クッキングスクールでの料理講師、アウトドアフードディレクターを経て、今に至る。
「食べもの」の源やストーリーに興味を持ち、自然の恵みを追い求め、登山(山菜野草採取)、釣り、などのアウトドア活動もおこなうようになる。
人-食-自然を結ぶストーリーのあるトータルコーディネートを大切に雑誌、イベント等で活躍中。

HP:http://atelierstory.jp/

ブログ「蓮池陽子のごはんまわり」 http://ameblo.jp/lotusyoko/

<講師からのメッセージ>
忙しくても、日々のごはんを丁寧に食べたい人のための保存食の提案です。
料理は、手をかけるばかりが良いわけではなくて、作り手が作る気になるのもとても大切。そんな時にこの保存食は威力を発揮。
ふたを開けて、和えるだけ。混ぜるだけですぐにごはんになります。

日々のごはん、もう少しラクにおいしく食べたい方、ぜひお待ちしております。

 

 

会場:都電テーブル

まちにもう一つの食卓をテーマのダイニング。まちで暮らす家族も、今まで働きにくるだけだったオフィスワーカーも、みんなで美味しく健康的なごはんを楽しむことができる暖かな場所です。全国の生産者から直送される新鮮かつ安心な食材で美味しい毎日を、生産者の声とともに届けることで、まちも地方もお互い豊かになっていけたら。そしてまちにお母さんたちの仕事をつくり自分を活かしながらみんなが働き続けられるモデルを。ここに関わるみんなが暮らしを楽しむ場でありたいと考えています。
http://www.toden-table.com/

<アクセス>
JR大塚駅より徒歩約7分
都電荒川線向原駅より 徒歩約1分

※Be-Nature Schoolでの開催ではないのでご注意ください。

 

 

持ち物

・エプロン
・タオル
・筆記用具
・お持ち帰り用の袋
・緩衝材など

O2015011

『ネイチャーエデュケーション〜身近な公園で子どもを夢中にさせる自然教育』の出版を記念し、実地を通じてその内容をお伝えする講座を実施します。

10年以上にわたり、保育園、幼稚園、野外フェスなど様々な場面で幼児や子どもの自然体験ワークショップを実践してきたBe-Nature Schoolの長谷部雅一。そのノウハウや思想を余すことなくお伝えします。
「ネイチャーエデュケーション」とは著者・長谷部の造語です。大人でも子どもでも、参加する人が、自然から自ら学ぶことができる。そんな場としくみをつくることです。
子どもと自然、どちらもワークショップのつくり手の想定を超えた存在だと言えるでしょう。だからこそ、その場で起きていることを拾って、自分自身が関わることが大切だと著者は言います。きっかけはつくるが教えない、教えないけど教わる。そんな「ネイチャーエデュケーション」の実際を体験していただきたいと思います。

使用するフィールドは本の副題にあるような身近な都市公園。自然なんてあまりない、と思えるようなところにも「大自然」があります。そんな都市公園でどんな発見や気づき、学びが生まれるかを、ご自身で実感してください。

その体験をもとに、グループワークでのふりかえりと、講師からの意図開きで「ネイチャーエデュケーション」の実際を掴んで下さい。
大人を対象にしたワークショップを実施する方、テーマとして自然(野外)を扱わない方にとっても、参加者にとって「自然と学びが生まれる」ワークショップを進めるための「しかけ」や「ファシリテーターの関わりかた」を学ぶ良い機会です。
 
※申し込み締切:9月24日(木)

 
 

 

71PaZdzl2iL※リピーターとはBe-Nature Schoolファシリテーション講座修了生(入門セミナー除く)、ワークショップデザイナー育成プログラム修了生のことです。
※受講料には『ネイチャーエデュケーション〜身近な公園で子どもを夢中にさせる自然教育』一冊と、手づくりランチ(お弁当)を含みます

<こんな人におすすめします>
・自然を扱いたい・自然の中で活動したいが、自分には難しいと思っている方。
・幼児・子どもの教育やワークショップに興味がある方、関わっている方
・子育て支援や親子ワークショップに関わる方。
・企業・行政での研修やワークショップに新しい何かを加えたい方。
・ワークショップやファシリテーションについて学びたい方。
・学校教育や自然教育に関わる方。

 

講師紹介 長谷部雅一

hsebe21977年生まれ。
有限会社ビーネイチャー取締役
2000年から2001年の世紀をまたぐ時期に丸一年をかけての世界一周の旅をする。
7000メートル級の山からパタゴニアの大地、シンプルな営みの国から先進国まで、自然とひと、そして文化にふれあう。
現在もロングトレイルや秘境をザックを背負って歩く旅人。
仕事の範囲は広く、プロジェクトの企画・コーディネート・運営の他、研修講師、ネイチャーインタープリター、場作りの仕掛け人も務める。
幼稚園や保育園のコンサルタント業務も行い、保育士向けに自然体験指導者教育、幼児へは自然体験を通じて行う。幼児自然体験においてはボディーバランス、感性、社会性などの教育に力を入れている。
その他様々な自然と年間数千人の参加者の方と関わりながら日々を送る。
小学館「DIME」にて、「退屈な会議を面白くする20の方法」ミニコラム連載中。
エイ出版「フィールドライフ」にて「Back Packer’s Workshop」毎号連載中。
その他雑誌、テレビなど、アウトドア、幼児教育、防災関連を主として多数のメディアにて活躍中。

 

 


主催:Be-Nature School(ファシリテーション講座、おとなの自然塾合同実施)

共催:『ネイチャーエデュケーション』を広めようの会
-浦山絵里(BNSファシリーテーション基礎講座第4期、青学ワークショップデザイナー育成プログラム第1期)
-鈴木慈子(BNSファシリーテーション講座2009年・集中/連続コース、青学ワークショップデザイナー育成プログラム第5期)
-桑名和義(BNSファシリーテーション講座2013年・連続コース、青学ワークショップデザイナー育成プログラム第15期)

後援:NPO法人ワークショップデザイナー推進機構

協力:みくに出版

O2015010

運や偶然を引き寄せることは本当に可能なのか?身体感覚をテーマに活動する松田恵美子さんを迎え、人が持つ意識の力やエネルギーについて語ります。

Be-Nature School代表の森雅浩が、いま語り合いたいテーマについて飲みながら話を展開するTalking BARの第3弾。今回のゲストは「自分という自然に出会う」シリーズでも講師をつとめ、Be-Nature Schoolとはご縁の深い松田恵美子さんです。

だれでも一度や二度は偶然の符合、たとえば「連絡したいと思っていたら電話がかかってきた」とか「思っていたらそうなった」といった経験はあると思います。でも『ザ・シークレット』 にあるように、なんでも引き寄せで手に入る、を実感する人は少ないと思います。

整体や瞑想行法としてのヨーガを活かした独自の東洋的身体技法を指導する松田さんは、その身体的観点から引き寄せに関していろいろ実感することがあるそうです。

例えばその状況の一つの有様は、まず自分の身体の軸を立てる。そして相手の軸と合わせたときに共鳴が起こりやすくなる。
つまり自分と周囲が“おのずと”調和する状況になったとき、共有していることが、これまた“おのずと”起こってくる。身体を整え、意識やエネルギーを高めることは、引き寄せをおこすきっかけや条件にはなるでしょう、とのこと。

なんだか、わかるようなわからないようなお話しです。

そもそも運や偶然とはなんなのか?「引き寄せ」とは対局にありそうな「目標設定」や「計画」にどんな意味があるのか?身体をととのえると引き寄せ力が高まるなら、実際どうすればいいのか?
ゲストや参加者の事例や体験、そして飲みながらでもできる簡単な身体技法を交えながら、この不確定な事象を楽しく紐解いていきたいと思います。

※参加費には1ドリンク、おつまみ料理が含まれます。

 

松田恵美子 プロフィール

matsuda日々の動作や日本文化における型などを感覚からひもとき、日常生活に活かせる知恵や技として活用することで、自分の身体を自分で育む姿勢を指導。学校教育における教材化の研究協力や企業研修、助産師研修、僧侶とのコラボ講座などに携わる。
著書『身体感覚を磨く12カ月』(ちくま書房)
共著『自分という自然に出会う』(講談社)、『おとなの自然塾』(岩波アクティブ新書)



 

松田恵美子氏からのメッセージ

“引き寄せ”というと、ナンカ自分にとって「イイコトばかり起こって欲しいなぁ」という匂いがします。
そんなに人生、うまくいくか?!
でも、森氏が言うなら面白い。
彼とは若いときからの仕事仲間ですが、オヤジになっても相変わらずメチャメチャ直感的に突然変容してしまう人柄が楽しくて、このテーマにのりました。

私達はほぼ同じ年です。
森氏が「人生やり直し」作戦をこれから展開すると聞いて、私は「人生やり残し」をどう片づけるかと思いました。
あっという間に熟年になってしまったオヤジやオバサンが残された人生の時間を思い、とにかく悔いなき人生をと願うとき、どんな奇策を出しあうか、、、。

酔席ではありますが、“面白くてタメになる”東洋の身体観における技の智恵も皆さんとともに、共有したいと考えています。

 

 

森 雅浩からのメッセージ

何を隠そう『ザ・シークレット』は随分と読み込みました。この本が話題になっていた時、松田さんが「出たね、こんな本が」と言っていたのを覚えています。でも、その真意はしっかりと話さずじまいでした。
そのあと松田さんから紹介された本が『偶然のチカラ』(植島啓司著・集英社新書)です。別の角度から「出来事の不思議」にアプローチした非常に面白い本です。
今回のTalking BARはそんな背景をもとに、改めて松田さんと話の続きをしたく企画しました。
松田さんは明るく楽しい普通のオバサンですが、自分の娘から“魔女”と呼ばれるぐらい、ちょっと不思議なところのある人です。
インドをはじめ、世界中の聖地巡りもしているそうです。

普通だけど普通でない松田さんと普通のような普通じゃない話を楽しくできればなと思います。


0702入門レポート用
2015年7月2日(木)、恵比寿のセミナールームにて「ファシリテーション講座 入門セミナー」が行なわれました。 今回は、ビジネスや教育現場、環境・自然、地域活動、学習・趣味などの分野でファシリテーションを活かしたいという7名の方々がご参加くださいました。

参加された方からの感想をお送りします。
・ファシリテーションを学ぶ際のとりかかりとして良かった。
・職場の会議、ワークショップや研修・セミナーなどで活用できそう。
・動きのあるセミナーは初めてで楽しく受講できた。
・想像以上に奥が深く面白かった。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
次回の「ファシリテーション講座 入門セミナー」は、8月26日(水)の開催を予定しています。 https://be-nature.jp/archives/3475 [安西]