スタッフレポート

2017年7月8日(土)、東京 恵比寿のセミナールームにて「ファシリテーション講座 集中コース」が行われました。

一日たっぷり時間をかけ体験を通じてファシリテーションを集中的に学ぶこのコースは、遠隔地にお住まいで定期的な受講が難しい方や、平日夜に受講の時間がとれない方のご参加も多い講座です。今回は、ビジネスや教育現場、医療・福祉、地域活動などの分野でファシリテーションを活かしたいという9名の方々がご参加くださいました。

参加された方からの感想をお送りします。

・ファシリテーションのノウハウとファシリテーターの在り方がバランスよく講座に折り込まれていて、スムーズに頭に入りました。
・たくさん学ぶ事がありました。とくに、ファシリテーター体験ができてよかった。しっかりと振り返って今後に活かしたいと思います。
・とても内容の濃い一日でした。
・ファシリテーションは日本だけでなく、広く海外でも使えそうなので、実際にやって経験を積んでみたい。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

次回の「ファシリテーション講座 集中コース」は、2017年10月14日(土)の開催を予定しています。

[事務局 安西]

事務所を出てすぐの生け垣。すでに怪しい団体となっています

 

2017年6月10日Be-Nature Schoolにて、ネイチャーエデュケーション体験講座が行われました。講師は、著者でもある長谷部雅一(ハセ)、ファシリテーターは浦山絵里(うらりん)、ファシリテーター&シェフは森雅浩(まーろん)です。

会場集合後、オリエンテーションと簡単な自己紹介を終えると早速近くの金王神社に向かいます。途中街路樹の木肌にさわったり、剪定された植え込みから飛び出る芽を観察したり、ドクダミの葉の香りをかいでみたり、200m弱の道すがら、すでにいつもとはちがう街に笑顔や歓声が上がります。

金王神社では樹や苔を見、小さな生物との出会いもありました。この時期まで残っていたセミの抜け殻を見つけたので肩車でそれを取り、みんなで観察もしました。途中やってきた子どもたちが、「ここにイモリがいますよ〜」と自然観察に合流してくる様子に、場づくりが生み出す風景だな〜と思えました。

今回の目的の一つが、五感を使うこと。というわけで、お昼ご飯もおにぎりを握るところから始まりました。自分が食べたい量を食べたいように握るのですが、握り慣れていない人も多いので、それだけで盛り上がります。各自が講師手づくりの杉の木皿に乗せた個性あるランチプレート・・ メニューや食べるまでのプロセス、そしてみんなで食卓を囲むまでの場づくりを味わう時間となりました。

午後は近所の氷川神社に向かいます。ここでは虫眼鏡を使って見る体験や、木肌を触ったり、とんとんと叩いてみたり、これまでやってみたことを自由に体験してみます。都会の都市公園ですが、時折ごーごーと音を立てて吹き流れる風を感じ、花や葉から色を見つけ、こうぞの実を味わいます。大人の集団が真剣に自然を観察する様子に、周辺の家族が一緒に地面を観察しだしたり、カップルがそっと紫陽花を覗き込んで写真に撮っていったり、ここでも場づくりは周辺に影響していきます。
ひとしきり公園を味わった後、範囲と時間を決めて自分だけの面白いものをじっくり3つだけ探す時間です。

最後は会場に戻り、持ち帰ったものをカットしたり、顕微鏡で覗き込んだりして、お気に入りの部分を細密画に仕上げます。
そんな観察の時間には、昆虫の足が動くのを発見して気持ち悪い!!という声があがったり、切り刻んだ植物から立ち上る甘い香りにどっぷりと浸る人が現れたりしました。

最後に社長シェフが用意したのは、焼きたてパンケーキ。何かを食べながら観察だなんて!?と言っていた皆さんが、ワイワイ顕微鏡をみながら、お茶をしている・・・。
自己紹介でネイチャーではない!と言っていた皆さんが、すっかり子どもの顔で楽しむお茶会となりました。

最後は「つなぐ」時間。一人で今の身体やきもちを感じる時間をとり、ご縁つながりのおとなりさんと2人で共有します。その中から今日の体験をこれからにつなげる言葉が生まれていきました。

・これからはちょっと見る。いやググッと近づき、よく見る時間を作りたい。
・素直に感じることの大切さを感じた。
・ドクダミの匂い、アップデートしないと思い込んでいることがたくさんあることに気づいた。
・本当に細かいところをよく見た感じ、なんだろう〜 よく見るとなぜか変化して見える
・日常の中にこそ、たくさんの気づきがあった!
・子どもの頃に好きだったことを思い出しました。
・ごちそうさまでした!
・同じ公園でも、こんなに集めることが違うなんて!
・日常の延長でいられる時間、良かったです。
・楽しかった!

[浦山絵里]

大都会の神社は自然のオアシス

大の大人がこんなことをしていたら、子どもがよってきた(笑)

ランチはお握りを握って、杉板にのせてる演出です。

ここも渋谷ですが、ほぼジャングルですね

とにかくよく見てみてみる。そのために細密画を描いてみる。

最後はしっかり意図開きと解説がありました。

2017年6月6日(火)、恵比寿のセミナールームにて「ファシリテーション講座 入門セミナー」が行われました。
今回は、ビジネスや教育現場、医療・福祉、PTAの分野でファシリテーションを活かしたいという6名の方々がご参加くださいました。

参加された方からの感想をお送りします。
・ファシリテーションは色々な場で使える“技術”である。
・楽しかったです。ファシリテーションは自分への挑戦だと感じました。
・わからないことやどうしよう?と思うことが湧いてきてお腹いっぱいです。んー、奥が深いです。
・始めから終わりまで楽しかったです。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

次回の「ファシリテーション講座 入門セミナー」は、7月6日(木)の開催を予定しています。

[事務局 帰山]


2017年5月17日(水)、恵比寿のセミナールームにて「ファシリテーション講座 入門セミナー」が行われました。
今回は、ビジネスや教育現場、医療・福祉、地域活動の分野でファシリテーションを活かしたいという5名の方々がご参加くださいました。

参加された方からの感想をお送りします。
・まさに入門編という感じで、もう少し勉強してみたい!とモチベーションがあがりました。
・「自分」が「ファシリテートしなければならない」という思いにとらわれすぎていたなと気づきました。
・ファシリテーションについて興味が深まりました。
・技術も必要ですが、相手への思いやりや信頼といった“マインド”も必要なことが体験できたことが印象に残りました。
・ファシリテーションを実践するきっかけとなりました。日常で少しずつ使っていきたいです。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

次回の「ファシリテーション講座 入門セミナー」は、6月6日(火)の開催を予定しています。

[事務局 帰山]

2017年4月22日(土)-23日(日)奥多摩の山のふるさと村にて「バードシャワー~響き合う野性」が行われました。ゲスト講師に、株式会社鳥のトリ社鳥さん、講師は帖佐仁美、森雅浩の3人です。

日の出とともに、野鳥たちがさえずりだす瞬間を体感しました。

午前3時起床。夜のうちに森に入り、漆黒の闇の中、それぞれの場に座って、じっと朝を待ちました。周囲が徐々に白んでゆくころ「ケキョケキョ」と一番鳥の声が聴こえてきました。梢のあちこちから聴こえる「ツクピツクピ」「ツピツピツピ」という、さえずりのシャワーに包まれていきました。

「あんな小さな身体なのに、とりたちの声は、森全体にいき渡るんですね」
「朝と共にさえずりだすなんて目覚まし時計みたい」
「鳥たちは懸命に生きてるんだなーと。自分も懸命に生きようと思った」
バードシャワー体験の直後は、感動さめやらぬ様子でした。

ゲスト講師のトリ社鳥さんは、「野鳥は都会でも見かける野生の生き物です。小さな身体でそのまま自分の力で生きてるんですよね。これをきっかけに自分が生活している場でも生きている、そんな野生の鳥たちの姿に気づいてもらえたら嬉しいです」と皆さんに語りました。

体験後、仮眠をとったあとは、日ざしがさしこむ気持ちの良いアウトドアで、手作りの朝食をおいしくいただきました。
朝食後は、森の中でゆっくり、鳥のさえずりに耳をすませたり、吹き抜ける風を感じたり、日ざしの温かさを感じたり。
心身ともにゆるんで、素の自分に戻っていくような、極上の時間を過ごしてもらえたと思います。

[帖佐仁美]