山伏修行1日体験in大山・日向

羽黒修験道大聖坊・星野尚文先達と歩く
日程:2017年2月18日(土)
場所:神奈川県伊勢原市
講師:星野尚文(今堀洋子、中野民夫)
定員:20名
山伏修行1日体験in大山・日向
参加費6,000円(税込)
(税抜価格:)
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伝統的な羽黒修験道を現代に伝える星野先達と共に相模国(現在の神奈川県伊勢原市)の大山・日向の山道を歩き、山伏修行を実際に体験します。

修験道とは、自然への畏敬の念を根底に、神さまと仏さまを一緒にお参りするいわゆる神仏習合の信仰のこと。その修験道においてお参りする人・修行する人を導く(先達する)役割を山伏と呼びます。

星野先達はその山伏の中でも最高位である松聖として、数多くの修行を導いています。山形県の羽黒山・月山・湯殿山を拠点に、女性にも参加しやすい三日間の山伏修行を実施し、多くの人々の野生を復活させてきました。ここ数年は各地の修験道を復活させたり、多様な人々との対話を重ねるなど、精力的に活躍しておられます。

興味はあるけれど、山形まではなかなか行けないという方々のために、入門編として1日体験を企画しました。修行中はおしゃべり無しで、まずは身をもって体験します。

今回、山伏修行として歩くのは、古くより信仰を集め、江戸時代には詣で先として隆盛を極めた神奈川県伊勢原市の大山(おおやま)と、奈良時代に開山された歴史ある日向薬師(ひなたやくし)を巡る、約5㎞(休憩込み5時間程度・標高差600m)のルートです。大山の山頂には行かず、中腹にある阿夫利神社・下社を経由して日向薬師に向かう予定です。

コーディネイトは星野先達と共に多くに山伏修行を実践してきた今堀洋子さん。また山形での羽黒修験道に2度参加した中野民夫さんもサポートスタッフとして加わっていますので、全くの初心者でも安心です。
※翌19日には西荻窪のほびっと村主催で、星野先達と中野民夫さんのトークイベントも実施されます。

※講師料、保険代を含みます。
※昼食は各自持参となります。現地までの交通費、集合後の路線バス代、温泉代は各自負担となります。
※直会(なおらい)について
山伏修行を終えて俗世間に戻る前に、飲食をとること直会(なおらい)と呼びます。
今回は伊勢原駅近くのネパールレストランを予約しています。会費は¥2-3000程度を予定しています。

※申込み期限:2017年2月16日(木)17:00

 

星野先達

hoshino1946年山形県出羽三山羽黒山宿坊「大聖坊」に生まれる。1971年「大聖坊」13代目を継承し、2007年には出羽三山の最高の修行である「冬の峰百日行」の松聖を務める。出羽三山や全国の修験の山でも山伏修行を実施する。また全国各地で山伏の知恵を活かすべく生き方のトーク活動を「羽黒山伏の辻説法」として展開している。


 

今堀洋子(神子名:聰慧)

imabori鎌倉生まれ。追手門学院大学地域創造学部教員。
2012年7月星野先達のもと、大聖坊山伏修行に参加し、その年9月の神子修行で神子名を得る。以来、毎年大聖坊での山伏修行を続けている。Soil(大地)と、Soul(魂)と、Society(他者)とのつながりをとり戻すための実践と研究をしている。


 

中野民生

ワークショップ企画プロデューサー/東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授
学生時代に各地の山に登る。2012年夏に羽黒での山伏修行に参加。以降、京都では朝の鴨川一人修験道、最近は東京で朝のヨーガに「勤行」を加え、人と自然をつなぐ山伏を意識した日々を送る。本プログラム翌日(2/19)ほびっと村で星野先達とのトークセッションを行う。



スケジュール

09:00 小田急線伊勢原駅集合
 路線バスに乗り、「大山ケーブル駅」に移動(25分)

10:15 山伏修行開始
 大山登山道〜女坂〜阿夫利神社下社〜見晴台〜日向薬師(約5時間30分の行程)
 ※途中持参の昼食を取ります
 ※山道のルートにいくつかのトイレがあります

16:00ごろ 山伏修行終了
 路線バスにて伊勢原温泉へ
16:15 バス停「温泉入口」着
 ニュー天野屋にて温泉入浴(¥800)
 入浴後路線バスにて伊勢原駅へ

18:00ごろ 伊勢原駅にて解散
 希望者は伊勢原駅周辺で直会(なおらい・打ち上げのこと)に参加(別費用)
 ※星野先達も同席します
 

■服装装備について

・標高は770mと高くはありませんが、登山道を歩きますので、軽登山の服装・靴を準備して下さい。

・靴は底のある程度しっかりしたトレッキングシュースか登山靴をお勧めします。

・速乾性のアンダーウエアーにフリースなどの中間着、防寒・防風性のある上着で、温度調整をするのがよいでしょう。防寒用の帽子・手袋もご準備下さい。

・全身白装束ではありませんが、簡易式の装束をまとう予定です。

・荷物は両手が自由に使えるリュックタイプのものを使用して下さい。

・昼食はコース中に簡単に食べられる、おにぎりなどをご準備下さい。

・飲料もご持参下さい。保温効果のあるボトルに暖かい飲料をお勧めします。

■天候によるコースの変更・中止の可能性について

ルートの積雪・凍結状況により当日のルート変更する、または豪雪など荒天日の際は開催を中止する場合がございます。

参加の皆様には、必要に応じて事前にご連絡致しますので、あらかじめご了解下さい。